23回目の放送となります。今日のパーソナリティは、正木ゼミ3年の佐藤直花です。
出身高校は仙台二華高校です。
さて、2月14日の放送日ということで、バレンタインですね。バレンタインとは、キリスト教の司祭であったヴァレンティノを祈ることから始まったもので、歴史は3世紀のローマまでさかのぼります。現在のように恋人たちのイベントといわれるようになるまで様々な歴史があるようです。気になった方はぜひ調べてみてください。今日はバレンタインにちなんで「バレンタインにもらったらうれしいお菓子やスイーツ」をテーマに自己紹介させていただきます。
今日一緒に番組を担当する仲間は長南円佳さんとお馴染み横山さんです。
本日はこの3名でお送りします。よろしくお願いします!
≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫
今回は、私、長南円佳が「管理栄養士国家試験」について紹介します。
私たち、食品栄養学科の学生が管理栄養士になるためには、管理栄養士国家試験を受験し、合格しなければなりません。管理栄養士国家試験は年に一度実施され、今年は、2月27日に実施されます。国家試験を受験するためには、管理栄養士養成施設で4年間学習し、受験資格を得る方法と、栄養士養成施設で学び栄養士となり、必要な年数の実務経験を積み、受験資格を得る方法があります。宮城学院の食品栄養学科は管理栄養士養成施設であるため、大学で4年間学び、必要な単位を取得することで、受験資格を得ることができます。
国家試験は、10個の出題科目から、計200問出題されます。国家試験の出題基準はおおよそ4年に一度改定され、最新の出題基準は「平成31年管理栄養士国家試験出題基準検討委員会報告書」に示されています。最新の出題基準の大きな特徴は、応用力試験の出題数が20題から30題に増えたことです。応用力試験は、管理栄養士が実際に経験するような状況での適切な対応についての問題です。そのため、基礎的な知識に加えて、状況に応じた思考・判断力も求められます。
ここで、過去の管理栄養士国家試験で出題された問題を1問出したいと思います。調理器具・機器に関する問題です。次の5つの選択肢の中から最も適当なものを選んでください。
①三徳包丁は、代表的な和包丁である。
②両刃の包丁は、片刃のものより、かつらむきに適している。
③蒸し器内の水蒸気の温度は、120℃以上である。
④家庭用冷凍庫の庫内は、-5℃前後になるように設定されている。
⑤平底の鍋は、丸底のものより電磁調理器に適している。
正解は⑤の平底の鍋は、丸底のものより電磁調理器に適しているです。
このように国家試験の問題は、5つの選択肢の中から、最も適当なものや誤っているものを選ぶ、選択問題となります。
国家試験の試験時間は約5時間で、午前と午後に約2時間半ずつ試験を行います。試験時間がとても長いですし、おそらく本番は緊張もあり、集中力を保つのも大変そうですね。
なおかちゃんは集中力を保つ方法はありますか?
4年生になると何度か模擬試験が行われます。国家試験の勉強について4年生の先輩にお聞きする機会があったのですが、模擬試験を受け始めた当初は全く、点数がとれなかったそうです。しかし、模擬試験の見直しを行うことで、徐々に自分の苦手分野や間違いやすいところがみつかり、そこを重点的に勉強することで、点数が伸びたというお話しをお聞きしました。なかなか、5時間の試験を受ける機会はないですし、本番に近い問題を経験できるので、模擬試験は、国家試験の勉強にとても大切なことだと感じました。
今年の国家試験も約2週間後となりましたが、体調管理には気を付けて、万全な状態で試験に臨んでほしいです。私たちの国家試験も1年後に迫っているので、そこに向けて、勉強を頑張っていきたいと思います。
今回は私、長南円佳が「管理栄養士国家試験」について紹介しました。
≪音楽タイム≫
~♪~
≪コーナー2泉区いいとこ大発見 part5≫
さて、このコーナーでは泉区にかかわる新聞記事や雑誌情報、イベントなど、私たちが気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。
今回は、佐藤直花が「EIGYOKUDO CAFÉ」さんを紹介します。仙台市泉区高森の高森ショッピングプラザ南館にあり、江戸末期創業、山形の老舗和菓子店「榮玉堂」の姉妹店として2018年2月にオープンしたカフェ併設のどら焼き専門店です。
ここで簡単にどら焼きの歴史について紹介すると、どらやきの原型は江戸時代末期にまでさかのぼり、「助惣焼」というお菓子にたどりつきます。助惣焼の漢字は、助は助けるという字、惣はお惣菜の惣、焼き物の焼という字を合わせて助惣焼と読みます。これは、薄く焼いた生地に餡を入れて四角く包んだものといわれており、今のきんつばのようなものです。
その後、明治時代の初期にまるいどらやきが誕生したといわれており、現在の形になったのは大正時代に生みだされたそうです。
EIGYOKUDO CAFÉさんを紹介しようと思ったきっかけは、以前ゼミの時間に正木先生が3年生のゼミ生全員にEIGYOKUDO CAFÉさんのどら焼きを差し入れで買ってきていただき、その時に食べておいしいと思い、もっとお店のことについて知りたいと思ったからです。
営業時間は、どらやきの販売は午前9時から18時まで、カフェの方は午前10時から午後17時まででラストオーダーは16時30分です。定休日は、毎週月曜日と火曜日です。
お店の客層は、車でのアクセスが必須となるため30~40代のお客様が多いとのことです。一方カフェの方は、味の方はもちろんですが、インスタ映えするようなメニューも多くあるため20代のお客様も多く来店されるそうです。
どら焼き専門店ということで様々な種類のどら焼きを販売しています。販売されている主などら焼きを紹介すると、どらやき、ティラミスどらやき、生クリームどら焼き、宇治金どらやき、モンブランどらやき、1~2月限定のチョコレートどら焼きなどです。
おすすめのどらやきは、仙台店限定のティラミスどら焼きです。仙台店のお店のコンセプトがコーヒーとどら焼きということで、どら焼きとコーヒーを組み合わせたものを作りたいという思いから、ティラミスどらやきが誕生しました。
1番の人気のどら焼きは、先ほどあげたティラミスどら焼きと季節限定のどら焼きです。今の季節は、1月、2月限定で販売しているチョコどら焼きも大好評とのことなのでこれから行かれる方はぜひ味わってみていただきたいと思います。
また、カフェの方のおすすめメニューは、ティラミスどら焼きソフトです。一つの商品で、ソフトクリーム、ティラミス、どら焼きが楽しめるという豪華なものです。
これまで、様々な商品を紹介してきましたが、何か気になる商品や食べてみたいと思う商品はありましたか?
続いて、カフェの座席数は、カウンターとテーブル席を合わせて15席となっています。
お店のおすすめポイントは、EIGYOKUDO CAFÉさんの最近のこだわりとして2週間から1ヶ月ごとに期間限定のお菓子やパフェが登場するため、限定商品を手掛けていることです。限定商品を狙ってリピートされているお客様も多くいらっしゃるとのことでした。毎回お店に来た時に限定のものが次々とあるとつい、食べたくなってしまいますね。
主なコロナ感染症対策として、スタッフのマスクの着用、消毒等の徹底、換気、お店のショーケース前の人数の徹底などの人数制限を行っているそうです。
EIGYOKUDO CAFÉさんは、特に土日に多くのお客様でにぎわうことが多いですが、ゆっくり落ち着いた雰囲気でカフェを楽しみたい方には水曜日木曜日金曜日の午前中に行かれることをお勧めされていました。
カフェで過ごすのももちろん、どら焼きをテイクアウトして家で様々な種類のどら焼きを食べ比べしてみたりするのもよいですね。
最後になりましたが、今回の取材については電話でご協力いただきました。快く取材を承諾してくださりありがとうございました。今回の「泉区いいとこ大発見」は「EIGYOKUDO CAFÉ」さんについて、佐藤直花が紹介しました。
≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
さて、続いては「解決!なんでもアンサー」のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーのみなさんから頂いた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。
本日は正木ゼミ3年の島谷尚佳さんに解決していただきました。
リスナーの方からいただきました。「スーパーでお水を買う時に軟水や硬水の文字を見かけるのですが、水の硬さとは何ですか。また、それぞれの特徴を教えてください。」という質問です。
まず、水の硬さについて説明します。水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が含有されています。そのミネラルが1L中に溶けている質量を表わした数値を硬度といいます。
ミネラルが少なければ硬度が低く「軟水」と呼ばれ、ミネラルが多ければ硬度が高く「硬水」と呼ばれます。水の硬さは含まれているミネラルの量の違いなのです。
硬度という言葉には、先ほど説明した意味の他に、「固体鉱物を含む物質の硬さを数字的に表示したもの。」という意味もあります。鉱物とはミネラルのことであるため、ミネラルが多いと硬度が高いと表現されるのだと考えられます。
ちなみに日本の水は、軟水に分類される硬度の水がほとんどですが、ヨーロッパなどの地域は硬水に分類される水が多いです。
これは、地域による地形の違いが要因として挙げられます。日本は、山から海までの傾斜がきつく、起伏の激しい地形なので、雨や雪が流れる速度が早く、ミネラル成分の浸透は少なくなります。
一方ヨーロッパは、山から海まで傾斜のゆるやかな地形が広がっています。したがって、雨や雪はゆっくり時間をかけて流れていき、ミネラル成分がたっぷり溶け込んだ地下水となります。
ミネラルが豊富に溶け込んだ硬水は、運動や汗をかいた時の水分補給に適しており、ダイエットに使用している方もいます。
硬水のほうが健康的でよさそうですよね。ですが、硬水は少しこわばった味わいが特徴なので、普段軟水を飲みなれている日本人にとっては飲みづらく感じられるかもしれません。また、料理をしたときに素材を硬くしてしまい、口当たりが悪くなることがあるので注意が必要です。
みなさんは硬水を利用したことはありますか
次に、軟水と硬水の特徴として、それぞれの料理に使用した時の違いについて説明します。ご飯を炊く時では、軟水を使うとふっくら仕上がりますが、硬水を使うとパサパサになってしまいます。これは、硬水は浸透性が低いため、お米の中に水分が入り込みづらい上に、カルシウムがお米の食物繊維と結合して硬くなってしまうからなのです。
また、昆布などの和風だしで味噌汁を作る時では、軟水を使うと旨みが引き出され香りも良くなりますが、硬水では生臭みやアクが出てしまいます。しかし、ブイヨンなどの洋風だしでスープを作る時は、軟水を使うと肉の臭みが残ってしまうのに対し、硬水は、アクが抜けて臭みがなくなるという特徴があります。これは、カルシウムは昆布などのうまみ成分との相性が悪く、肉の臭みとなる成分とは相性が良いという特徴が関わっています。
他にも、パスタを作る時は硬水、お茶を淹れる時は軟水が適していると言われています。
日本とヨーロッパの料理の違いは、水の硬度の違いが関係していそうですね。
ここまでのお話で軟水と硬水について少しでも理解できたでしょうか。
みなさんも軟水と硬水の特徴を知って、日常生活で上手く活用してみてください。
今回の「なんでも解決アンサー」は「軟水と硬水の違い」について解決いたしました。
なお、解決にあたっては
水と健康の情報メディア トリムミズラボ
www.nihon-trim.co.jp/media/14632/
西条市ホームページ
/www.city.saijo.ehime.jp/site/mizunorekishikan/lineup8-2.html
を参考に紹介いたしました。
管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 『来週もお楽しみに!』