24回目の放送となります。今日のパーソナリティは、正木ゼミ3年の齊藤ゆき乃です。
出身高校は秋田県立横手城南高校です。今日は「高校三年生の春休みの思い出」をテーマに自己紹介させていただきます。
今日一緒に番組を担当する仲間は菊池美月さんと正木先生です。
本日はこの3名でお送りします。よろしくお願いします!
≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫
今回は、私菊池美月が「大学生ライフ~準備編~」について紹介します。
受験期真っ只中ということで、自分の目標に向かって努力し続けている方もいらっしゃると思います。
悔いの残らない結果になるよう頑張ってください。応援しています!
ということで今週は、大学生になるまでにやっておいた方がいいこと、準備したこと、心境の変化など4月から新生活が始まる方々に役立つ情報を現役大学生の経験を含めてお伝えしていこうと思います。
まず私が大学生になるにあたり、一番最初に用意した物はパソコンとスーツです。
コロナウイルスが流行し、以前に比べオンライン授業が増えました。それに伴い、パソコンを用いて自宅で作業をすることも多くなりました。食品栄養学科ではZoomやチームズでの遠隔授業を行ったりWordを使ってレポートを作成したり、Excelを使って栄養素の計算をしたりすることが多くあります。また、2年生3年生の授業ではPowerPointを使って発表用の資料を作成したりすることもあります。課題の取り組みを考えると、パソコンは一台用意しておくと安心です。
それから、スーツも大学入学を機に揃えました。
高校までは制服があるところも多いと思いますが、大学では、正装はスーツを着用します。大学の入学式では皆さんスーツを着ると思いますので、揃える必要がありますね。まずはリクルートスーツを一式揃えることをお勧めします。食品栄養学科では、学校給食センターや保健所などに実習で訪問することがありますが、その際は必ずリクルートスーツを着て伺います。就活だけでなく、実習でもリクルートスーツを着用するため、早めに準備しておくといいかもしれません。
また、パンプスやかばんも揃える必要があります。
パンプスは大学生になるまで履く機会がない方もいると思います。実習ではパンプスを履いて実習先まで歩いたり、長時間履いたりすることがあるので自分の履きやすいものをこだわって買うことをお勧めします。かばんは、実習先にも持っていくことになるので書類やA4のファイル入る大きさの黒のかばんを購入しました。床に直接置く機会もあるので、マチのある自立する形のものを選びました。
それから私は大学生になるにあたり、一人暮らしを開始するための準備をしました。
具体的にはまず住む場所を探して、家具や生活に必要なものを揃えました。
住む場所は学校までの距離ももちろん大切ですが、アルバイト先までの利便性や生活に必要なお店が近くにあるかなども選ぶポイントになりました。私は仙台に来てすぐに電動自転車を買ったので学校までは自転車で通っています。雪や雨が降ると自転車が使えないためバスなど他の通学手段が確保できるかも考えて選びました。
4年間過ごす家はとても大切ですから、慎重に決めることをお勧めします。
ゆきのさんは、入学にあたり初めにどのような準備をしましたか?
・寮生活や他に準備したもの、準備したものに関するエピソードなど
今回は、私菊池美月が「大学生ライフ~準備編~」について紹介しました。
≪音楽タイム≫
~♪~
≪コーナー2泉区いいとこ大発見 part5≫
このコーナーでは、泉区にかかわる新聞記事や情報雑誌、イベントなど、私たちが気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。
泉区のいいとこをたくさん見つけて、紹介していきます。
今回は、私、齊藤ゆき乃が「ブランチオーガニックマーケット」についてご紹介します。
「ブランチオーガニックマーケット」は泉区長命ヶ丘にあるブランチ仙台のWEST中央広場で行われています。
2020年の7月〜12月の毎月第一土曜日に開催され、もともとは「ひとまずやってみる」と手探りで始まりましたが、コミュニティ同士が共存している姿は、数十年後の近隣地域に必要である、とのことで、今年度は「月に一度のSDGs」など、新たなライフスタイルを提案する合言葉を掲げながら、コミュニティの再構築を目的に、5月〜来月3月まで順次開催されています。
みなさんは、「オーガニックマーケット」と聞くと、どのようなものを想像しますか?
「オーガニック」とは、農薬や化学肥料に頼らず、太陽や水、土、生物など自然の恵みを生かして食品を生産したり、加工したりすることを指します。自然本来の連鎖の仕組みを利用することで、動植物を守り、生物多様性を維持したり、また適地適作や地産地消を推進することで地域の文化を大切にしたり、などといった役割もあります。
「オーガニックマーケット」は、それらのように化学農薬を使わない野菜や、環境に優しい素材を使った雑貨・アクセサリーなどを販売するマルシェイベントとして始まりました。
秋になると、広場の出店に加えて、広場に隣接するまちスポ仙台屋内スペースでも干し柿づくりのワークショップや料理教室、近隣地域の生き物に関する講座や展示を開催しています。このマーケットによって多様なコミュニティ同士の一体感と賑わいが生まれているようです。
先月1月にはジャマイカの人々が食べる自然食アイタルシチューの料理教室が開催されました。アイタルシチューは、ジャマイカの伝統的な料理で、根菜やハーブ、スパイス、さまざまな種類の豆で作られ、ココナッツミルクで煮込まれます。 アイタルシチューは、肉は一切含まれていないビーガン料理です。なかなか知る機会のない異国の料理を体験できるのも、オーガニックマーケットの魅力の一つとなっていて、日本では馴染みのないスパイスなども登場し、大変好評の料理教室だったそうです。
このマーケットにはほかにも、宮城学院で行われている養蜂プロジェクトも参加しており、養蜂によって製品化されたハチミツの販売をしたり、また以前には講習会なども行ったりもしていたようです。
私は2月5日に行われている様子を実際に少し拝見させていただいたのですが、土曜日ということもあって、家族連れが大変多くいらっしゃる印象でした。「月に一度のSDGs」をテーマに、環境を考えたり、のびのびとした暮らしに思いを馳せたりするようなドキュメンタリー映画の上映も行われていました。『パワー・トゥ・ザ・ピープル』という題名の、自然エネルギーにエネルギー転換を実現し、小規模分散型社会を実現しているデンマークなどの事例を紹介する、自然エネルギー業界の象徴のようなドキュメンタリーが放映されていました。地域でお金やエネルギーを循環し、人々がいきいきと自らのエネルギーを活かして働く様子が描かれていて、これからの時代に向けた内容でした。
来月3月には『できるーセ・ポシブル』という、日本を舞台に持続可能な暮らしの未来像を紹介する作品が放映される予定です。
みなさんは「オーガニックマーケット」、訪れたことはありましたか?
次回の「ブランチオーガニックマーケット」は、3月5日土曜日、朝10時30分から15時30分に行われます。みなさんもコロナウイルス感染予防を徹底しつつ、買い物のついでにぜひ立ち寄ってみてはいかがですか?
今回の「泉区いいとこ大発見 part5」は私、齊藤ゆき乃が「ブランチオーガニックマーケット」についてご紹介いたしました。
≪コーナー3 栄養学生が教える!○○≫
栄養や健康知識を常に学んでいる私達が、新鮮な情報をお届けします。
今回は正木ゼミ3年、森口聡子さんからの情報提供です。
皆さんは漬物と言ったら何が好きですか?
仙台には代表的な漬物に仙台長茄子漬がありますね。漬物は東北地方でもよく食べられています。
実はこの回が放送されている2月21日は「漬物の日」に定められています。これは名古屋市の萱津(かやづ)神社が8月21日に香の物祭(こうのものまつり)を行い漬物の神をまつっていることから、漬物組合が毎月21日を漬物の日に定めたためです。
そんなわけで今回は漬物についてご紹介していきます。
まず漬物とは食材を塩や酢や酒粕な度に漬け込み熟成させ、保存性を上げ、風味を良くした食べ物です。
日本農林規格の定義では漬物には、ぬか漬け類、醤油漬け類、かけ漬け類、酢漬け類、塩漬け類、味噌漬け類、こうじ漬け類、赤唐辛子漬け類の種類があります。
ぬか漬け類は米ぬかに食材を漬けた漬物のことです。代表的なものにたくあんなどがあります。
醤油漬け類は、醤油やアミノ酸液に食材をつけたもので、代表的なものに福神漬けがあります。
かす漬け類は、野菜や山菜やキノコ、樹木の花、葉などに酒粕やみりん粕につけたもので、奈良漬けやワサビ漬けなどがこれに当てはまります。
酢漬け類は酢や梅酢、及びそれらに砂糖やワイン、香辛料などを加えたものに食材をつけたものです。ラッキョウ漬けやしょうが漬けなどがこれに該当します。
塩漬け類は野菜や山菜などの農産物を塩および塩に砂糖類、酢、梅酢、香辛料などを加えたものにつけたものです。梅干しや梅漬けなどが代表的なものです。
その他食材を味噌につけた味噌漬け類、こうじにつけるこうじ漬け類、赤唐辛子につける赤唐辛子漬け類があります。
このようにたくさんの種類がある漬物ですが、体に様々な効能をもたらすものも多いのです。
野菜にはビタミンCという栄養素が含まれており、これは血管や皮膚、骨を丈夫にする働きがあります。ですがこのビタミンCは火を通すと破壊されてしまい、十分摂取するには多くの野菜を食べる必要があるのですが、野菜を漬物にすることで火を通さずに食べることができ、野菜のビタミンCを破壊せずそのまま摂取することができます。
また、漬物の中で発酵漬物に分類されるぬか漬け類は、野菜を糠に漬け込むことで酵母菌や乳酸菌により発酵され独特のうまみが生まれます。この漬物を食べると乳酸菌が腸内に届き、腸内で良い働きをする善玉菌が増えます。これによりおなかの調子が整う、免疫力が上がるなどの効能があります。
また、ぬか漬けでは糠に含まれている、ビタミンB1という体のエネルギー源となる栄養素をはじめ、様々な栄養素が食材にしみこみ、豊富に栄養を摂取することができます。
ところで、この糠漬けをはじめとした漬物は、塩分が多いものもあるので食べすぎには注意が必要です。日本人の食塩の目標摂取量は男性で7.5g未満、女性で6.5g未満です。漬物の食塩1gで食べられる量の目安は例として、たくあん3~4切れ、福神漬け1/4袋、奈良漬け大4切れ、甘酢ラッキョウ大玉5個、甘酢しょうが大玉5個です。これらを考慮して、適量を美味しくいただきましょう。
今回は正木ゼミ3年森口聡子さんに「漬物」について教えていただきました。
今回のコーナーは
全日本漬物協働組合連合会の漬物ポータルサイト:毎月21日は漬物の日
同じく全日本漬物協働組合連合会:漬物について
日本農林規格JAS: 1752:2019 農産物漬物
高原町ホームページ:日本の伝統食、今見直される漬物の栄養
を参考にし、紹介させていただきました。
管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 『来週もお楽しみに!』