2020年12月07日放送 9回

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放送音源
9回目の放送です。パーソナリティの正木ゼミ4年の鈴木美羽です。
今日は「モーニングルーティン」をテーマに自己紹介させていただきます。
前回、ナイトルーティンを皆さんにお聞きしましたが、今回は、朝いつも決まってする健康週間。自己紹介がてらに伺いたいと思います。
そして、今日一緒に番組を担当する仲間はこの方です!
3年生の稲塚桃子さんです。
そして番組のコメンテーターはお馴染み、横山さんです。
本日はこの3名でお送りします。よろしくお願いします!

≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫
今回は、私、稲塚桃子が「臨地実習」について紹介します。
以前の放送でも臨地実習についてお話がありましたが、今回は保育園での実習についてお話します。

保育園の前に2つ実習があったのですが、今年は新型コロナウイルスの関係で1つはほとんど講義のみの実習ともう1つはZOOMを利用した遠隔で在宅の実習でした。そのため保育園での実習が初めて実際に栄養士の方が働いている様子を見学させていただける実習になりました。
私は「仙台市向山保育所」さんに5日間実習に行かせていただけました。
ここでは、保育園の子供達が食べる給食の調理を体験させて頂いたり、実際に給食食べている様子を見学させてもらえました。
私は5日間毎日小松菜をみじん切りや人参をいちょう切り等色々な野菜を料理に合わせた大きさに切りました。保育所の給食という事で、0歳~5歳の子供達が食べます。そのため、普段より丁寧に細かく刻んだり、大きさも小さく切りました。
例えば私が人参を1本切り終わるときには、調理員さんはおよそ2本切り終えていて調理の技術の差を感じました。大体3時間程度で90人前後の給食を作る必要があるので、素早く調理をしなければ給食の時間に間に合わせることができません。しかも向山保育所さんでは栄養士1名、調理員さん4名でこれを毎日されていました。少ない人数でも美味しく、色々な食材が入っている給食を作ろうと皆さん真剣に調理されていました。

また、毎日給食の時間は色々なクラスに子供たちが食べている様子を見学させていただきました。給食を食べている子供達に野菜のおかずを指差して「私がその野菜切ったんだよ」と伝えると、野菜が得意ではない子が頑張って食べてくれたり、嬉しそうに全部食べてピカピカになったお皿を見せてくれる子がいて私もとても嬉しくなりました。
見学の前は疲労があるのですが、子供たちが楽しそうに食べている様子を見ていると疲れが吹き飛びました。

私が5日間の実習を頑張ることができたのは向山保育所さんの先生達が優しく接して下さったことは勿論のことですが、子供達の様子を見せて頂けたことも理由の1つだと思います。
今回の実習では、保育所で仕事をしている栄養士の内容ややりがいについて学ばせていただきました今の私には野菜を切る等の基本的な調理の技術が足りないとわかりました。私は実家暮らしのため、母に料理を作ってもらう事が多く正直あまり料理をしていませんでした。なので、今後は勉強も勿論ですが、料理を定期的に作って調理の技術を磨いていきたいと思います。
今回は 稲塚桃子が「臨地実習」について紹介いたしました。

≪音楽タイム≫

今週ご紹介する曲は、UVER worldの「激動」です。
~♪~
来週も心の栄養源となる音楽をご紹介していきます。お楽しみに!

≪コーナー2泉区いいとこ大発見 part4≫
このコーナーでは、泉区にかかわる新聞記事や情報雑誌、イベントなど、私たちが気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。
泉区のいいとこをたくさん見つけて、紹介していきます。
今回のレポーターは稲塚桃子です。
私がご紹介するのは仙台市泉区実沢にある「熊野神社」です。泉中央駅発実沢バス停下車から徒歩1分の所にあります。
宮城県の数々の文化財の指定を受けている由緒ある神社です。長年土地を収めてきた領主が没落した後に伊達政宗か旧領地を治める事を許され移り住んだ際に氏神としてできたそうです。祀られているのは熊野十二所権現の内の2柱「イザナギノミコト」と「イザナミノミコト」の夫婦神です。
また、境内には領主ゆかりの鞍掛石と力士石があり、鳥居の脇にあるコウヤマキは区内随一の物です。

神社に行くときは皆さん参拝をすると思うのですが、その時には「二拝二拍手一拝」が作法とされています。しかし、この時どの位の角度でお辞儀をすればいいのか意識をしたことはありますか?神様に向かって礼をするという事で90度のお辞儀をすることが好ましいとされています。昔は90度のお辞儀は神様や本当に偉い人に対してのみに行われていたお辞儀の角度で、例えば上司に対して90度のお辞儀は深すぎますし、神主さんが神様に向かって90度以上のお辞儀をした場合でも良くないそうです。
神様にお参りをして自分の願いを聞いてもらうという気持ちがあるからこそ、マナーを大切にして参拝したいですよね。
参拝をする時は「二拝二拍手一拝」を守りつつ、お辞儀は90度で気持ちを落ち着けてお参りをしてみてください。

また、お参りの後には御守を買う人もいらっしゃると思います。熊野神社さんでは、祀られている熊野の神々の神使にヤタガラスがいます。ヤタガラスは3本脚なのですが、それぞれ智・仁・勇を現すとされいい方向に導いてくださるという事でヤタガラスみくじや「御導守(みちびきまもり)」が頒布されています。私もこの「御導守」をいただきました。
新型コロナウイルスや来年の管理栄養士の国家試験等で大変なことが多いと思いますが、いい方向に少しでも導いていただけたらなと思います。

最近の参拝者の方々はあやふやな願いではなく、“これ!”というはっきりとしたお願いをもってお守りを買う人が増えているため、6種類の漢字「勝・健・結・金・学・幸」のそれぞれのお守りに対して、自分に合っているお守りを選んでもらい1年のお守りにして頂くものも頒布されています。
今年も1か月を切り、そろそろ初詣の時期ですが新型コロナウイルスも流行っていることで、初詣をする際に熊野神社さんとして呼びかけたい事もお聞きしてきました。
熊野神社さんは境内の導線経路や職員の方々の健康チェックを例年以上に厳重にされていて、安心してお参りをしに来て欲しいそうです。

元旦参りをする方がとても多いですが、元旦に拘らなければ初詣の期間には余裕があります。仙台のお正月は元旦から1月14日のどんと祭でお正月飾りを燃やすことで締められます。そのため、どんと祭までが正月の期間になります。
新年最初のお参りで色々な方が来たいからこそ、周りの様子を見つつ自分の都合の良い時に参拝をしに来て欲しいそうです。

しかし、熊野神社さんだけが新型コロナウイルスへの対策をするのではなく、参拝者の皆さん自身も対策をしっかりとすることが大切です。マスクをつけて参拝することは勿論の事、参拝以外でも人ごみの多い所から帰って来たら手洗いうがいをきちんと行ってください。終わり良ければ全て良しという訳ではありませんが、参拝が嫌な思い出にならないように皆で感染予防に努めていきましょう。

最後になりましたが、今回は取材を快く引き受けてくださり本当にありがとうございました。
今回の「泉区いいとこ大発見 part4」は、「熊野神社」さんについて、稲塚桃子がご紹介させていただきました。
≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
さて、続いては「栄養学生が教える!〇〇」のコーナーです。
栄養や健康知識を常に学んでいる私達が、新鮮な情報をお届けします。
今回は正木ゼミ4年の千葉彩寧さんからの情報です。

最近は気温が下がり、温かい飲み物を欲する季節になりましたね。皆さんは温かい飲み物といえば何を思い浮かべますか?

今回は甘くて子どもから人気のココアをとりあげます。
ココアの学名は、テオブロマカカオといいます。テオブロマとはギリシャ語で「神々の食べ物」という意味です。
ココアは紀元前から中南米の王国で王様の健康秘薬として飲まれて来ました。
ココアに含まれるポリフェノールという成分は「抗酸化物質」で、活性酸素が体内に生じるのを抑える働きがあります。代表的な「抗酸化物質」としてビタミンEが挙げられますが、ココアに含まれるポリフェノールにはビタミンEと同等のすぐれた効果があります。そして、テオブロミンというココアにしか含まれていない成分があります。この成分は、中枢神経を刺激し、末梢神経の活力を高め、ストレスを防ぐ作用があります。

ココアは食物繊維のリグニンを含んでおり、これは腸内に長くとどまり、腸内の老廃物の排泄を助け、腸内環境を良くしてくれます。その結果、心臓病や高血圧の予防にも効果を発揮します。
ココアの栄養素を効果的に引き出すため、飲み方にコツがあります。
体調を整えるビタミンB1や、高血圧予防に働くカリウムは水溶性なので、ドリンクにして飲むことがおすすめです。温めて胃腸の負担軽減と機能向上をはかりますが、ビタミンB1は熱に弱いので軽く温める程度にすると良いでしょう。

私たちがスーパーなどで購入することができるココアには調整ココアと純ココアがあります。調整ココアは、ココアパウダーとミルクまたはお湯を混ぜて作ることが多く、純ココアは砂糖が入っていないものを指します。
純ココアから作る場合は、分量を測ったりする手間がありますが、慣れてしまえば自分好みのココアを作ることができます。材料は純ココア小さじ1、砂糖お好みで大さじ1/2程度、お湯小さじ2、牛乳適量です。作り方はまず耐熱グラスやマグカップに純ココアと砂糖を入れます。お湯を入れ、ツヤが出るまでよく練ります。そこに牛乳を入れ、ココアパウダーが全て溶けたら完成です。

純ココアで作る場合、砂糖の量を調節できたり、砂糖の代わりにはちみつを使ったりとお好みで作ることができます。
そのまま飲むのも美味しいですが、+αでいつもとは一味違うココアの楽しみ方を紹介します。まずはすりおろした生姜です。生姜を加えることで味の変化はもちろんのこと体がより温まります。
次にゆずやオレンジの皮です。ゆずやオレンジは塩などでよく洗います。皮をむき、内側の白い部分を皮からそぎ取り、好みの量を細い千切りにして、温めたココアに足して完成です。
これから更に気温が下がり、寒さが身に染みる時期になります。手洗いうがい、消毒、マスク着用などしっかり感染症対策をし、温かい飲み物で日々の疲れをいやしてみてはいかがでしょうか。

Cyuncoreというサイトからの情報でした。

今回の「栄養学生が教える!〇〇!」は千葉彩寧さんに「栄養学生が教える!ココアの秘密 」について教えていただきました。
本日は、稲塚桃子さん、コメンテーターは横山さん(正木先生)、パーソナリティは鈴木美羽でお送りしました。
「栄養学生が教える〇〇!」のコーナーは、正木ゼミ4年の千葉彩寧さんに教えてもらいました。

『管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに!』
泉区いいとこ大発見のコーナーは、イズミ絆プロジェクトの支援をいただいています。