2018年06月18日放送 2回

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放送音源

本日は櫻井麻理子さん、石川怜奈さん、コメンテーターは横山さん、メインパーソナリティーは吉野加奈彗でお送りします。
この番組は、食育活動を推進するNPO法人オリザネット、宮城学院女子大学の提供でお届けいたします。

≪コーナー1 私たちのキャンパスライフ≫
今回は、櫻井さんが「農業体験」についてご紹介します。それでは櫻井さんお願いします。

前回の放送でもお伝えしましたが、この農業体験は私たちの所属する正木ゼミ毎年恒例のイベントなんです。
Qまずは今回初参加だった3年生の石川さん、昨年に引き続き参加の4年生の吉野さん、参加してみてどうでしたか?

農業体験はなかなか貴重な経験をさせていただきましたよね。天気も良くとても楽しく学びの多い一日となりました。自然あふれる中で田んぼや畑に入り作業をするのはとても大変なこともわかり、それと同時に最後には達成感が味わえました!
Q横山さん、この農業体験はどのような経緯で始まったものなのですか?

横山さんありがとうございます!なるほどそのようにして現在も続けて行われているのですね!今回は田植えのほかに、畑にて行者にんにくや綿花など様々な苗を植えさせていただきました。正木ゼミではゼミの仲間入りになる3年生の歓迎会で行者にんにくの料理をふるまっていただいていますよね!特に行者にんにくの天ぷらが好評で正木ゼミの学生ならみんなが好きな味です。そんな行者にんにくを来年の3年生のために今回も植えてきました!この農業体験を通じて、改めて食の大切さを感じることができたと思います。
Qお二人はいかがでしたか?

農業体験の後には、石巻にある牧場ラーメンを今年も食べに行きました!牧場ラーメンの特徴は、みそと牛乳がミックスされたスープに麺が入っているということです!私は昨年に引き続き2回目でしたが、牛乳が加わることでとてもまろやかでコクのある味わいになり、また食べに行きたいと思わせてくれます!他ではなかなか味わえないものだと思うので石巻に訪れた際にはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!

前回と今回にわたり正木ゼミの活動である農業体験についてお話させていただきましたが、この農業体験は正木ゼミに所属していなくても食品栄養学科の学生なら学年問わず参加できますので、体験してみたいという方はぜひ来年参加してみてください!きっと貴重な経験になること間違いないです!
以上、『私たちのキャンパスライフ』、今回は櫻井さんが「農業体験」についてご紹介しました。

≪音楽タイム≫
~♪~

さて、次は『泉区いいとこ大発見Part2』のコーナーです。
このコーナーでは、泉区に関わる健康や食の情報と私たちが気になったスポットをレポートします。また、いずみ絆プロジェクトで活躍している大学生の活動も紹介していきたいと思います。
第2回目のレポーターは私、吉野が担当します。

今回私がご紹介するのは仙台市泉区加茂にある「ノワールベーカリー」というパン屋さんです。なんでノワールベーカリーさんをご紹介しようと思ったかと言いますと、お昼休みの時にパン屋さんのパンが食べたいと話していたら、友達からいつも地下鉄泉中央駅から加茂団地入口までバスで大学に通っているけど、その途中に黒いパン屋さんがあるよと教えてもらったことがきっかけです。
Q皆さんはよくパン屋さん行かれますか?
ノワールベーカリーさんは、宮城学院女子大学から徒歩20分くらいのところにあり、最寄りのバス停は加茂4丁目南なのでバスで行くこともできます。私は大学から徒歩でお店に行きました。
ノワールベーカリーさんのノワールはフランス語で「黒」という意味で、直訳すると「黒いパン屋さん」となり、お店の外観は黒で統一されていますが、温かみがあり、オシャレで隠れ家のような雰囲気が感じられます。ドアを開けるとふわっとパンのいい香りがして、目に見えるところでパンが焼かれていました。ケーキ屋さんのように対面での注文なので、店員さんが丁寧にパンの説明をしてくれたり、試食を勧めてくれたりします。

インターネットサイトでの評価や店員さんに直接教えていただいたんですけど、ノワールベーカリーさんではカレーパンが1番人気なんだそうです。ルーと生地の割合は1対1で、そのルーはオーナーさんがスパイスから調合するこだわりがあり、とてもおいしいと評判です。私が行った時はその人気カレーパンが丁度なくて食べられなかったんですよね。食べたかったので本当に残念です。

ほかにも卵やバターなどの乳製品を使用していない食パンやオレンジピールとクリームチーズが入っているパン、パンにソーセージが挟まれているものなど、菓子パンや惣菜パンの種類も豊富で目移りしてしまい、どれを買おうか悩みました。私がどのパンを買おうか悩んでいるときに丁度常連さんが来店しまして、いつも何を購入されているのか聞いたところ、カレーパンはもちろんのこと、どのパンもおいしいですが、毎回スコーンを購入されていくそうです。試食や常連さんのお話から、クランベリーが練り込まれたライ麦パンとチョコチップが入ったスコーンを買いました。買った直後に焼き立てのパンが店頭に並び、とても魅力的だったのですが、食べ過ぎはよくないと思い、自重して買いませんでした。今は買えばよかったと後悔しています。クランベリーのライ麦パンとチョコチップのスコーンですが、どちらもおいしく、選んで間違いなかったです。

楽しそうにパンの説明をしてくださったり、快く取材を受けてくださったりとオーナーさんも店員さんも優しく、常連さんも気さくで、とても温かいお店でした。今度こそ人気のカレーパンを食べるためにまた行きたいと思います。
ノワールベーカリーさんは午前9時半から午後5時までの営業で、定休日は毎週日曜日と月曜日です。Facebookもやっていて、季節や日によって変わる店頭に並ぶパンの情報が更新されています。訪れる際には1度チェックしていくといいかもしれません。
お店の雰囲気も店員の方々も温かく、また来たいと思えるパン屋さんです。ぜひ皆さんにも訪れていただきたいです。

第21回の『泉区いいとこ大発見Part2』は「ノワールベーカリー」さんについて、私、吉野がご紹介しました。来週もこのコーナーをお楽しみに。
≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーの皆さんからいただいた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。
今回は石川さんに紹介していただきます。それでは石川さんお願いします。

ラジオネーム、ストロベリーさんからの質問です。「ついついお菓子を食べてしまうのですが、大人のおやつの適量はどのくらいですか?またおすすめのお菓子はなんですか?」というご質問をいただきました。

Q最近暑くなってきたりして私も空きコマの時間などにアイスやお菓子をつい食べてしまいますが、皆さんはどうですか?

本来、おやついわゆる間食は大人には必要のないものです。間食とは、子供や傷病者(病気やけがをしている人)などの朝、昼、夜の3食で必要なエネルギーを摂取できない人が、足りないエネルギーを補うための補助食として3食の間に摂る食事です。

おやつの歴史は江戸時代まで遡ります。そもそも日本人は1日2食があたりまえでした。現在のように豊富な食材がないなかで、車もエスカレーターもない時代ですかから、人々のエネルギー消費量も大きかったのです。そこで食事と食事の間に登場したのが、エネルギー補給のためのおやつでした。つまり、1日3食があたりまえの時代で豊富な食材でエネルギー量を賄えている現代人には基本的には毎日おやつは必要ないのです。

しかし、さきほども述べたように、子供のおやつは立派な食事のひとつです。子供のおやつは、スナック菓子やチョコレート、ジュースなどは避け、おにぎりやいも、果物類、飲み物は牛乳といったようなエネルギー源となるものや3食では補えない栄養素が摂れるものがおすすめです。

大人におやつは必要なないものだとわかっても食べたくなってしまうのが、おやつですよね。農林水産省が提唱する食事バランスガイドには、おやつは「楽しく適度に」と書かれています。大人のおやつは1日100~200kcalが目安とされています。それでは、100~200kcalとはどのくらいなのでしょうか。
たとえば、板チョコだと約3分の1ほどの2列分で100kcalです。また、ゼリー1個、飴なら3個で約100kcalとなります。プリンやみたらし団子は1つで約150kcal、シュークリームやたい焼きは1個で約200kcalです。チョコケーキやチーズケーキは約400kcal、ポテトチップスは一袋でなんと約450kcalもあります。こうしてみてみると、お菓子の100~200kcalはほんのわずかですね。

そこで私はおすすめのお菓子を探してきました。おすすめはビターチョコレートです。ただし、ここでポイントなのは、チョコレートはカカオ含有率が75%以上のビターチョコを選ぶことです。
カカオに含まれているポリフェノールは、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の酸化を防ぐ働きがあることが明らかにされており、動脈硬化予防に効果的です。動脈硬化予防とカカオポリフェノールの関係については、さまざまな角度で研究が続けられ成果があげられており、日本のある研究では、健常な男女11名に、カカオポリフェノール500mgを含むチョコレート25gを食べてもらい、血液が流れる時間を測る機械で調査した結果、全員の血液の流れる時間が短縮されたという結果が得られました。ほかにも血液をサラサラにしたり、血管をしなやかにする働きがあったり、さらには血中の善玉コレステロールを増やすことも報告されています。

また、カカオポリフェノールは肌老化の原因のひとつである「活性酸素」が引き起こすトラブルを防ぐことが期待されており、アメリカの研究では、肌荒れに関してカカオポリフェノールを多く含むカカオ製品を12週間摂取すると、皮膚の角層水分量の低下を防ぐことが分かっています。また紫外線を照射した24時間後に皮膚が赤くなる紅斑形成が抑えられることが報告されています。
このほかにも、血圧低下や便通改善、アレルギーの改善にも効果的です。
さらに、ある研究ではポリフェノールはストレスをやわらげるリラックス効果があると報告されており、仕事や勉強で疲れた体にぴったりですね。

質問してくださったストロベリーさん、これからのおやつカカオ75%以上のチョコレートはいかがでしょうか。
おやつは毎日食べるというよりも、朝・昼・夜の3食をきちんととることを主軸に、朝食が早かったり、残業で夕食が遅くなったりするときに、足りない栄養を補う補助食として取り入れましょう。

以上、『解決!なんでもアンサー』今回は「ついついお菓子を食べてしまうのですが、大人のおやつの適量はどのくらいですか?またおすすめのお菓子はなんですか?」について石川さんに解決してもらいました。

本日は櫻井麻理子さん、石川怜奈さん、コメンテーターは横山さん、メインパーソナリティーは吉野加奈彗でお送りしました。