2018年06月25日放送 3回

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放送音源

本日は、小原のどかさん、山口侑香さん、コメンテーター正木恭介先生、メインパーソナリティーは中田美月でお送りします。

<<コーナー1 私たちのキャンパスライフ>>
このコーナーでは、私たちのキャンパスライフでの学びや発見を発信していきます。

3回目の今日は、私、中田美月が「キャリア支援センター」についてご紹介します。
宮城学院女子大学では、2016年から新たにキャリア支援センターが設置されています。担当スタッフの方々が、学生に寄り添って就職支援、進路支援をしてくださいます。具体的には、就職相談ができたり、求人票、企業情報、先輩方の就職活動の記録等が閲覧できます。
私も実際に就職の相談をさせて頂きました。予約制なのでまずは事前にカウンターで予約をします。1人1コマ30分なのでじっくり相談にのってもらえます。就職活動と言っても何から始めればよいかわからず相談したところ、エントリーに役立つスマートフォンアプリの登録や、自己分析のポイントについてわかりやすくアドバイスしていただき、就職活動に踏み出すことができました。また、履歴書の添削、面接の練習もしていただけます。とても心強いですよね。

Q.3年生のお二人もそろそろ就職活動が気になる時期ですよね。キャリア支援センターを利用したことはありますか?

また、年間を通して就職ガイダンスが行われています。多くは自由参加ですが、外部からの講師の方々による貴重なお話を聞けるので積極的に参加するといいと思います。私が一番参考になったと感じたのは昨年12月に行われた履歴書・エントリーシートの書き方講座です。アピールしたい点を一つに絞って、一貫性のある文章にすることで説得力が増すということを学び、実際に参考にして履歴書が書きやすくなりました。
さらに、学校に企業の方が来て説明会をしてくれる学内企業説明会も随時開催しています。昨年は約90社の企業が参加し、この学内説明会をきっかけに内定を獲得する学生も多いそうです。学内説明会のエピソードは他の大学の学生さんには語れないことなので、参加するだけでも強みになるかもしれませんね。
キャリア支援センターは、平日は午前8時50分から午後5時まで、土曜日は午前8時50分からお昼の12時まで利用できます。夏休み、冬休み、春休み中でも利用できます。

Q.3年生のお二人は将来の夢はありますか?

以上、「私たちのキャンパスライフ」今回は「キャリア支援センター」について中田美月がお伝えしました。
<<音楽タイム>>
~♪~
さて、「泉区いいとこ大発見part2」のコーナーです。去年に引き続き、このコーナーでは、泉区に関わる新聞記事や雑誌情報、イベントなど、私たちが、気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。また、いずみ絆プロジェクトで活動している大学生の活動も紹介しようと思います。
第3回のレポーターは山口侑香さんが担当します。

はい。今回、 私が紹介させていただくのは中華料理屋、上海餃子館です。こちらは私が高校時代に受験勉強の合間に、息抜きに友人とよく通ったお店で、思い出があります。こちらは、名前の通り餃子が人気のお店で、中国出身のご夫婦が作る本場の味を楽しむことができます。
場所は泉中央にあるすいせん通りを泉中央駅からまっすぐ進んだところにあります。座席数は、4名席が2つ、2名席が2つとカウンターが6席です。あまり広い店内ではないのですが、餃子を焼いている音が匂いと共に店内に響き、食欲がそそられます。お客さんは小さい子供から年配の方まで、多くの世代に愛されています。特に、付近に高校や大学が多いため、担々麺を500円で食べることができる学割を求めてくる学生もいます。営業時間は、ランチタイム11:00~15:00、ディナータイム17:00~22:00です。餃子は5個250円で、ランチは餃子定食や、ラーメンと餃子のセットが1000円未満でお腹いっぱい食べることができます。
餃子は皮がもちもちしており、箸で切ってみると中から肉汁がたくさん出てきます。タレは、酢、醤油、ラー油、だけでなく、味噌も使うのが特徴的です。このタレが餃子によくあいます!私のオススメの餃子はしそ餃子とチーズ餃子で、しそはさっぱり、チーズはコクが増してタレによく合います。食べ方は、餃子をタレにつけ、ご飯の上に乗せて一緒に食べるのがオススメです。また、担々麺も人気でごまが香り、本格的でとても美味しいです。

ここからは、餃子の歴史について少しご紹介します。餃子は中華料理のイメージが強いですが、他の国々にも同じような食べ物が沢山あります。日本での歴史はまだまだ新しいものですが、世界的には大変古い歴史を持つ食べ物です。
そもそも餃子とは、小麦粉を原料とした皮で肉や野菜などでできた具を包み、焼いたり、揚げたり、茹でたり、蒸したりした食べ物のことです。調理法によって、焼き餃子、水餃子、揚げ餃子、蒸し餃子などと呼ばれます。
起源は、中国といわれていますが、同じように小麦粉の皮に具を包んで加熱した食べ物は東南アジアのほうでも古くから食べられていたといわれています。中国では、紀元前600年頃の遺跡からギョウザらしき食べ物の痕跡が見つかっていますが、同じような食べ物が古代メソポタミア文明の遺跡から見つかっています。そう考えると紀元前3000年頃にはギョウザの起源となる食べ物が食べられていて、それがシルクロードを伝わってインドや中国などで発展し、近隣諸国へ伝わったと考えられています。

餃子は中国語で「ジャオズ」と発音します。アクセントが少し違いますが子供を授かるという意味の「交子」(ヂィアォ)「と同じ発音であることから大変縁起の良い食べ物としてお正月などに食べられてきました。日本の「ギョウザ」は、中国での焼き餃子「(グ)ゥオ・テイ」と水餃子や蒸し餃子に使われる「ジャオズ」が混ざって「ギョウザ」になったようです。

餃子は三日月のような半円形をしているのが特徴ですが、中国で使われていたお金が半円形だったことが由来しています。また、丸い形や巾着のような形になっているものも多くあり、昔のお金と同じように縁起のよい円やお財布、桃の形をかたどったもので、餃子が毎日の生活に密着している食べ物だということです。

日本で食べられるようになったのは、100年ほど前と意外に新しい食べ物です。中国へ渡っていた日本人が慣れ親しんだ水ギョウザを故郷の宇都宮に伝えたのが始まりだといわれています。中国ではゆでた水餃子の残りを焼いて食べたのが焼き餃子ですが、日本に伝わってからは、生の餃子をそのまま焼いて食べるようになり現在の焼き餃子のタイルが出来上がりました。また、同じ時期に日本国内に中華街が出来始めたことから色々な種類のギョウザが日本に伝わり、神戸や福岡などでは地域に密着した独自のスタイルが出来上がりました。

以上、今回の泉区いいとこ大発見では、「中華料理屋 上海餃子館」について、山口侑香さんにレポートしていただきました。
来週もこのコーナーをお楽しみに。

<<コーナー3 解決!なんでもアンサー>>
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーのみなさんからいただいた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。今回の担当は、小原のどかさんです。よろしくお願いします。

はい。今回、ペンネーム、なぁちゃんさんから「アボカドは女性に人気がありますが、どんな良い効果があるのですか?」という質問をいただきました。そこで今回は私、小原のどかがお答えいたします。
アボカドは特に女性に人気がありますよね。飲食店でもアボカドを使った料理を目にする機会が増えてきていると思います。
私はあまりアボカドを食べないのですが、みなさんはよく食べますか?

アボカドは熟した皮が、ワニの背中の皮に似てることから鰐梨(わになし)とも呼ばれ、食感や栄養価の高さ、脂肪分の多さから、森のバターとも言われています。実はアボカドは野菜ではなく、果物に分類され、世界一栄養価の高い果物としてギネスブックにも登録されているんです。
また、品種は1000種類以上あり、スーパーで売られているアボカドのほとんどがメキシコなどから輸入したもので、「ハス種」という品種のものが多いです。ハス種は卵形で皮が固く、未熟なときは緑色、食べごろになると濃い緑色で黒みがかるのが特徴です。アボカドは低温に弱く、主に熱帯、亜熱帯の地域で育ちます。わずかですが、和歌山県や愛媛県などで国内産アボカドも栽培されています。アボカドは脂肪分が多いですが、主な油はオレイン酸やリノール酸、リノレン酸という不飽和脂肪酸で良質な油です。オレイン酸は血液中の悪玉コレステロールを減らす働きがあります。さらにアボカドにはビタミンEを筆頭としたビタミン類やカリウムなどのミネラル、食物繊維も豊富に含まれています。ビタミンEの血行を良くする働きやカリウムの体内の水分量を調節する働きにより、むくみの改善・血行不良の改善の効果が期待できます。食物繊維は便秘の予防・解消や食べすぎの予防につながります。アボカド100gに食物繊維が5.3g入っており、これはにんじんの約2倍、キャベツの約3倍に相当します。少し小さめのアボカド1個の皮や種を抜いた食べられる部分の重さが約120gほどです。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があります。水溶性食物繊維は消化速度の抑制や血糖値の急上昇を抑える働きをもちます。一方、不溶性食物繊維は腸内環境を整えたり、食事の腹持ちをよくする働きがあります。アボカドにはこの2種類の食物繊維がバランスよく含まれており、食物繊維の量も多いため、便秘の予防や解消に効果的と言えます。また、カリウムは体内の余分なナトリウムを体外に排泄し血圧を下げる働きを持つため、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞の予防が期待されます。
このように栄養価の高いアボカドですが、実は高カロリーなんです。アボカド1個はどのくらいのカロリーだと思いますか?

アボカド1個を120gとするとカロリーは224㎉です。これは普通茶碗の1杯分のご飯とほとんど同じくらいのカロリーです。このようにアボカドはカロリーが高いので食べすぎには注意してください。1日半分から1個を目安に食べるようにしてください。スーパーで売られているアボカドは全体が黒っぽい濃い緑色になり、皮に張りがあり、軽く握ったときに軟らかさを感じるものが食べ頃です。もし緑色の未熟なアボカドを買った場合は、食べごろになるまで冷蔵庫ではなく常温に置いておき、食べ頃になったら冷蔵庫で保管しましょう。早く食べたいと思ったときには、リンゴやバナナなどを一緒にポリ袋に入れ、密封し室温に置いておくとよいです。それらの果物から植物を成熟させるエチレンガスが出て、アボカドの成熟を早めてくれます。アボカドの果肉はきれいな薄緑色ですが、空気に触れていると茶色に変色していきます。すぐに食べる間くらいならそのままでも大丈夫ですが、皮を剥いたり切ったりした後、保存しておく場合はレモンなどの酸をかけると変色を抑えることができます。
アボカドは年中スーパーなどで簡単に手に入れられる食材で、サラダのほかにサンドウィッチやパスタなど様々な料理にも使えるため、ぜひ普段の食事に取り入れてみてください。

以上、「解決!なんでもアンサー!」今回は「アボカド」について小原のどかさんに解決してもらいました。

ここで、去年ラジオに出演していたOGの先輩方からのメッセージをご紹介します。
「正木先生の声が懐かしいです。今年の農業体験ではお餅を食べたんですね!夕食後ですが食べたくなりました」「3、4年生も落ち着いていてよかったです。これからも取材や原稿づくり頑張ってください」というメッセージを頂きました。卒業してからも私たちのラジオを聞いてくださってありがたいですね。これからも番組作りがんばりたいと思います。先輩方、ありがとうございました。

番組では、皆さんからのメッセージを募集しています。番組を聞いての感想、音楽のリクエストなどどんなことでも構いません。泉区いいとこ大発見は、まだ始まったばかりのコーナーですが、大発見情報をお寄せください。また、ラジオをお聞きのそこのあなた。解決なんでもアンサーへの疑問、質問をお待ちしています。どしどしお寄せ下さい。

本日は、小原のどかさん、山口侑香さん、コメンテーター正木恭介先生、メインパーソナリティーは中田美月でお送りしました。