教員のリレーエッセイ:一般教育部 助教 渡辺 圭佑

一般教育部で体育・スポーツ関連科目を担当している渡辺圭佑です。授業では、スポーツや運動を実践するとともに、自身の健康をプロデュースする力を養ってもらうことを主な目的としています。学生生活はもちろん、卒業後に迎える様々なライフステージで、より充実した時間を過ごすためには、心身ともに健康であることが大前提です。大学で専門知識を学ぶことに加え、教養の一つとして自分に合ったスポーツや運動との関わり方を、この大学でぜひ探ってみてほしいと思います。

2021年10月に宮城学院女子大学に着任し、間もなく丸2年が経とうとしています。前職では、オリンピックやパラリンピックでメダル獲得を目指すアスリートを対象に、スポーツ医・科学を活用したサポートしていました。スポーツバイオメカニクスという分野を専門としており、アスリートの動作やレース展開を分析していました。具体的には、ビデオカメラと三脚を片手に国内外を飛び回り、大会や合宿でアスリートを撮影・分析・フィードバック…といった作業を繰り返します。時には、世界一を争う瞬間には何度も立ち合いましたが、毎回この上ない緊迫感です…。まともに映像撮れるのかな…といつもドキドキしながら撮影をしていました…(失敗も多々あり!)。今となっては、これらの経験は人生にとって大きな財産です。現在も一部の競技やアスリートを対象に、アスリートのサポート活動を継続させてもらっています。興味のある学生の方は、ぜひ一緒にアスリートを支えましょう!

(写真:2023年7月パラ陸上世界選手権をサポートした際に)

ところで、大学生活の魅力の一つに、部活動やサークルといった課外活動をイメージする方も多いと思います。本学には、様々なサークルやボランティア団体があり、学生が主体となって活動しています。私自身、大学4年間陸上競技部に所属して、競技を真剣に取り組んでいたました。競技レベルは平凡でしたが、そこでの経験や出会いが、卒業後のキャリアや現在の活動に活かされています。学生の皆さんや、これから大学に入る高校生には、ぜひ在学中に部活動やサークルなどの課外活動に積極的に参加して、かけがえのない時間を過ごしてほしいです。現在、本学陸上部やスポーツ系ボランティア団体の顧問を務めています。大学でも楽しみながら陸上競技を続けたいという人や、スポーツを支える活動に参加したい方、いつでも入部を待っています!
(写真:シーズン・スポーツ、上は前期のキャンプの様子、下は後期のスキー・スノーボードの様子)

本学では、授業やサークル以外の時間で、体育館やトレーニング室を一部解放し、学生や教職員がスポーツや運動をする機会を増やすことを試みています。普段の生活の中で、少し運動したりスポーツに参加したりすることは、運動不足の解消はもちろん、気分転換や、友人とのコミュニケーションにも繋がります。スポーツや運動を通じて、健康的で充実したキャンパスライフを送ってください。
(写真:キャンパス内体育館の開放日の様子)

 

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