教員のリレーエッセイ:一般教育部 教授 小羽田 誠治

皆さん,こんにちは。一般教育部の小羽田です。
私の専門は中国の歴史なのですが,本学の一般教育課程では「中国語」の履修者が多く,また人間文化学科の学生にも中国語に興味を示す学生が多いことから,最近は中国語教育に力を入れています。中国語,話せるようになりたいと思いますか?

日本人は一般的に語学が弱いと言われます。ずっと以前から国を挙げて力を入れて教育している「英語」ですら,中高の6年間かけて学んでも全く使い物にならないというのは,もはや当たり前とも言える経験でしょう。ましてや,大学に入ってから始める第二外国語が使えるようになるなんて,ほとんどの学生,あるいは教師ですら,信じていないかもしれません……。
でも,私の授業は違うのです(笑)。いや,私もかつては,信じていませんでした。週に1~2回程度の授業で,使える語学力を身につけさせるなんて,よほど特殊な才能に恵まれた学生にしかできないことだろうと。しかし,言葉を使えるようになるとはどういうことか,自分なりに一生懸命考えているうちに,道が開けたのです。

今から5年ほど前のことだったでしょうか。「努力さえすれば誰でも外国語が話せるようになる方法」を思いついたとき,胸が躍りました。そして,その方法を自分自身で(英語や韓国語で)試してみて,確かな手ごたえをつかみ,満を持して,「中国語」の授業で実践したのです。すると,こちらの予想通り,頑張る学生は,みるみるうちにできるようになるではありませんか。その後も,私自身の教え方にも改良を重ね,また学生たちが私の方法を信じて頑張っていることもあって,学生のレベルは年ごとに向上しているようです。その成果については,別のページで紹介していますので,是非見てください。
おっと,肝心の授業方法について,詳しく説明するスペースがなくなってしまいました。興味のある人は,本学に入学し,私の「実践中国語」を受講してください。