2月20日、児童教育専攻で「防災教育研修会」を開催し、約30名の学生が参加しました。
この会の目的は、東日本大震災による被災地域と学校でのフィールドワークをとおして、子供の命を守ることについて理解し、そのための教育と復興の在り方について学ぶことです。今回は、石巻市震災遺構門脇小学校、昨年12月に本土と繋がる橋で結ばれた出島、リニューアルした宮城県慶弔使節船ミュージアム「サン・ファン館」の3か所での研修を行いました。
石巻市震災遺構門脇小学校では、震災当時の校長先生による講義と見学により、災害時の教員として子供を守るための心構えと対処の仕方を深く学ぶことができました。また、出島大橋では、地域住民の方から出島島民の長年の願いであった橋の実現についてのお話を聞くことができました。さらに、「サン・ファン館」では、江戸時代のはじめにローマへ派遣された支倉常長らの歴史を学ぶことができました。
今回の研修をとおして、教員を目指す学生達は、子供の命を守ることの意義と防災教育について、理解を実感を伴った理解を深めることができました。今回の研修にご協力いただいた皆様にこの場を借りて心から感謝申し上げます。