“ゆるキャラ”を考える!? ~福祉コース(社会福祉士養成)3年「ソーシャルワーク演習Ⅱ」から~

花巻市の「フラワーロールくん」、陸前高田市「わかろっぷちゃん」、仙台市の「ずんだーマン」「だっちゃぎゅー」。これは本日の授業で学生たちが作り出した“ゆるきゃら”たちです。

社会福祉士養成のような実務、実業を志向した授業の場合、講義による理論の教授、演習による実技の練習、実習による実践経験という流れで授業を行います。しかし、カリキュラム編成の関係で今回のソーシャルワーク演習Ⅱの地域福祉にかかわる内容は、9月下旬から開始する授業「地域福祉とコミュニティソーシャルワークⅠ」より先に演習の授業をすることに。そのため、今日は地域への理解を目的に“ゆるきゃら”づくりをしました。

遊んでいるみたいと思われた方。確かに楽しい授業なのですが、“ゆるきゃら”を作るにはその土地の歴史や文化、地域の産業や生産物、生活や特徴をつかんでいなければ考えることができません。上で紹介した陸前高田市は海産物が取れるので「わかめのわか」から、そして「かろっぷ」はほたての英語名を一部利用しています。「だっちゃ」は仙台市の方言ですね。「だっちゃぎゅー」は農家に暮らし、子どもを小学校まで背中に乗せて送り迎えをするそうです。農業とのかかわりが深い土地柄を表象しています。土地の情報を調べイラストを描く様子からは、その地域を理解しようとする姿勢がうかがわれました。