意欲と能力のある日本の若者が積極的に海外留学へと踏み出せるよう、文部科学省が2013年10月から実施する留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」。今回本学の学生が、第4期の派遣留学生に合格しました。ここでは、応募までのきっかけや合格の感想、今後の目標などについて、うかがいました。
堀籠 莉奈さん(国際文化学科4年)
宮城学院女子大学の学生としては初となる「官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム~」派遣留学生(第4期)として、2016年9月からイタリアに留学予定。
将来は日本とイタリア そして仙台とイタリアをつなぐ 架け橋のような存在に!
■今回、この制度に応募したきっかけは?
堀籠:元々、この制度の存在は知っていたのですが、当時の私は大学院への進学を考えていました。そんな時、先に海外留学を経験していた仲の良い友人から「絶対に応募してみるべきだよ!」と強く勧められたことで(応募してみよう!)と自分の中のスイッチが入って(笑)そこからは「応募するからには、絶対に選考に通る!」と強い気持ちを持って、準備をしてきました。
■選考審査を受ける上で、大変だった部分は?
堀籠:第1次審査が書類選考、第2次審査が個人面接・グループディスカッション・企画のプレゼンテーションだったのですが、申請書類の内容については、留学中の計画や自己PRなど、先生に相談しながら、一つひとつ丁寧に細かく記入しました。また(この制度に申請する)学外の友人とも、情報共有やプレゼンの練習を行いました。最終審査も「自分が事前に準備してきたことを、すべて出し切ることができた!」という満足感があったので、ある程度“手応え”はありました。
■今回の留学先であるイタリアには、過去に留学経験もあるそうですが?
堀籠:実は、昨年2月にもイタリアへの留学を経 験しました。さらに今回の留学先は、昨年と同じフィレンツェやシエナといったイタリア中部のトスカーナ地方なんです。前回は1カ月間の短期留学でしたが、 ある程度土地勘もありますし、生活もゼロからのスタートではないので、そこは大きなメリットですね。
■留学期間中、イタリアでしたいことは?
堀籠:前回とは違い、今回は8カ月間なので、語学力のさらなるレベルアップを 図りたいです。そのためにも、まずイタリア人の友だちをたくさん作りたいですね。友人たちと過ごしながら学ぶことで、楽しみながらイタリア語を習得するこ とができるでしょうから。そしてイタリア語を教えてもらったお礼に、自分のふるさとである仙台の素晴らしさも、伝えていきたいです!
■将来の夢や目標は?
堀籠:将 来は外国人観光客に対して、通訳と観光案内の両方を行うプロのガイド「通訳案内士」をめざしています。2020年の東京オリンピックの際に、仙台市はイタ リアのホスト都市にもなっているので、思い入れは強いですね。ほかにも、イタリア国内の日本大使館や領事館で事務作業の補佐を行う「派遣員」にも魅力を感 じています。どちらも非常に狭き門なのですが、留学中に得たことを活かして、ぜひ実現させたいです。将来は日本とイタリア、そしてふるさとの仙台とイタリ アをつなぐ架け橋のような存在になりたいですね!