[2012年度☆大学祭学生部企画]20円で世界をつなぐ ~日本発の社会事業 TABLE FOR TWO~の開催が決定しました

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<開催要項>

・日時 2012年10月13日(土) 開場13:30 講演14:00~
※写真パネルの展示は13日、14日ともに終日開催

・会場 宮城学院女子大学礼拝堂

・講演者 小林智子氏

・主催 宮城学院女子大学

※入場無料
※申込不要
※駐車スペースには限りがございますので、ご来場の際は公共交通機関をご利用願います。
◎アクセス方法について◎
A:仙台駅西口バスプール(3番)「宮城学院前」行乗車→「宮城学院前」下車
B:仙台駅西口バスプール(2番)「宮城大学・仙台保健福祉専門学校前」行乗車
→「宮城学院前」下車 ☆所要時間:約30分・料金340円☆
※当日大学祭がキャンパス内で行われております。

 

<開催趣旨>

宮城学院女子大学では、毎年大学祭において大学教育の一環として、講演会など教員と学生による企画を行っています。
今年度は「20円で世界をつなぐ~日本初の社会事業 TABLE FOR TWO~」をテーマに、NPO法人「TABLE FOR TWO (TFT)」の小林智子さんをお招きして、先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが、時間と空間を越え食事を分かち合うというコンセプトのもと、食を通しての開発途上国の飢餓と先進国の肥満や生活習慣病の解消に同時に取り組む、日本発の社会事業についてお話いただきます。
また、TABLE FOR TWOが支援している東アフリカに位置するウガンダ、ルワンダ、マラウィの3か国での給食支援事業の活動のパネル展示を行います。

 

P<小林智子氏について>

筑波大学国際総合学類卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー東京支社入社。
製造業、金融、ヘルスケア等、幅広い業界のプロジェクトに従事し、フランクフルト支社勤務の際には欧州の製造業、運輸業界の組織改革・オペレーション改善などのプロジェクトに従事。製造業、運輸業界のオペレーション改善や新規市場開拓のプロジェクトにも参画。グローバルNPOへのファンドレイジングに関するコンサルティングも手掛ける一方、2010年にTABLE FOR TWO Internationalに加わり、食品メーカーや小売店とのパートナーシップ案件を主に担当されていらっしゃいます。

 

<講演内容>

TABLE FOR TWOの仕組みがどのようにして生まれ、それを日本各地、そして世界に広げようとしているか実例を紹介します。
現在、世界の人口が約70億人といわれるなか、約10億人が飢餓や飢えに苦しんでいるといわれています。その一方で、先進国では食べ過ぎによる肥満や生活習慣病が社会問題になっています。
その同時解決を目指しているのがNPO法人「TABLE FOR TWO International(以下TFT)」です。
TFTでは、先進国に暮らす人がより健康的な食事を選び、それにお金を払うことによって、その一部が開発途上国の子どもの学校給食になるという仕組みを推進しています。
具体的には、社員食堂や学生食堂でヘルシーメニューを販売していただいています。
この販売価格に支援先での給食一食分に相当する20円が上乗せされ、これがTFTに寄付されます。
TFTはこれを国連の米国NPO法人ミレニアム・プロミスなどと連携して、ウガンダ、エチオピア、ケニア、タンザニア、ルワンダの5カ国で学校給食プログラムを展開しています。
TFTプログラムへの参加企業・団体数はすでに500を超え、企業の社員食堂だけでなく、大学の学生食堂、地方自治体の職員食堂などでもこの取組みが広がっています。
また、レストランやカフェ、ネットスーパーやコンビニエンスストアのヘルシーメニューや商品でも、
売上の一部が給食支援のための寄付につながるという取組みが広がってきました。
TFTではこれらの取組みを通じて、2007年の活動開始以来、約1500万食相当の給食を支援してきました。
またTFTは日本発のコンセプトを世界に広げようと、活動の輪を広げています。
米国や欧州、アジアでも草の根でTFTプログラムの導入に向けた動きが始まっています。

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