大学祭の運営を担った実行委員会委員長に聞きました

宮城学院女子大学大学祭2013は10月19日(土)、20日(日)の二日間に渡って開催され、盛況のうちに幕を閉じました。企画から運営まで、学生の手によって進められる大学祭。その中心となるのが大学祭実行委員会です。実行委員長の石川釆奈さん(日本文学科3年)に話を聞きました。

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——まずは大学祭を無事に終えられて、お疲れさまでした。今はホッとしているところでしょうか。

石川 そうですね。でもまだ報告書のまとめなどが残っているので、全て終わるには11月いっぱいかかると思います。

——大学祭の準備が始まるのはいつ頃ですか?

石川 最初の企画は3月ですね。大学祭のテーマを決めるところから始まります。今年の「Pallet(パレット)」というテーマも、今の2年生、3年生でテーマを出し合った中から、「学生や大学祭に来てくれる人たちみんなの素敵な色が混ざり合い、新しい色を創る大学祭にしよう」ということで決まりました。それからイメージビジュアルの選定などを経て、本格的な準備は夏からです。

——実行委員は何人いるのですか?

石川 今年は52人。うち一年生が30人と多かったですね。「会計」「食品」「物品」「情報宣伝」「中夜祭」「後夜祭」の6つの部門に分かれて準備を進めました。

——今年の運営の中で、印象に残っていることはありますか?

石川 後夜祭の企画で、俳優の玉木宏さんのトークショーを行ったのですが、普通、芸能人を招いたトークショーの場合は司会者もプロの方を頼むんです。でも今回は玉木さんから「司会は学生にやって欲しい」と要望がありました。学生主体のイベントであることを大切にしたいということでした。

——では、司会はどなたが?

石川 実行委員の2年生の中に放送部と掛け持ちの学生がいたので、彼女にやってもらいました。とても評判が良くて、玉木さん本人からも「良かった」と言ってもらえました。

——2日目はあいにくの雨となってしまいました。

石川 雨のために体育館での後夜祭となってしまい、打ち上げ花火も中止だと思って帰ってしまった人が多くて残念でした。実は私たちも「雨の中で花火は上げられるの?」と心配したのですが、花火師さんに確認したところ「台風でも来ない限り大丈夫」と自信たっぷりでした(笑)。花火は防水になっているのだそうです。

——実行委員として大学祭に関わって良かったと思うのはどんなところですか?

石川 大学祭の当日、来場者の方々にアンケートを書いていただいたのですが、「楽しかった」「委員の人が優しかった」などと書いてあって嬉しかったですね。

——実行委員を経験したことで勉強になることも多かったのでは?

石川 学内だけでなく、企業の方々とも関わりを持つことが多いので、電話や訪問のマナーは身につきます。これは一年生が担当しています。

——最後に、宮城学院女子大の大学祭ならではの楽しさをPRしてください。

石川 宮城学院の大学祭は、「学内の装飾がカラフルで楽しい」と言ってもらえることが多いですし、サークルや部活動の人たちも自分たちが楽しみながらやっているので、来ていただいた方もきっと楽しめると思います!