「女性議員と語ろう!―みんなが政治の主人公」を開催しました

2022年7月21日(木)、一般教育部主催・キャリア支援センターの後援で、宮城学院女子大学発「地域女性エンパワーメント」企画を実施しました。今回は、本学に宮城県議会女性議員(超党派ネットワーク)6名をゲストにお迎えして、学生たちとの世代を超えた熟議の場がひらかれました。

IMG_6133 議員の方6名

当日は、「キャリア形成論」を受講している学芸学部の4年生を中心に、全学部の3・4年生の希望者を対象として40名以上の参加がありました。県議会女性議員の方々の自己紹介、趣旨説明に続き、ゲストの議員の方々と学生が6グループに分かれて、「女性と政治」について直接議論を交わす形で進められました。

グループ討議では、学生から「議員になってよかったことは何か」「なぜ議員になろうと思ったのか」などの質問がなされました。議員の方からはそれぞれの経験が語られ、東日本大震災の復興対策で、女性の視点から避難所運営の問題解決へ貢献できたといったエピソードもうかがえました。

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全体での質疑では、学生から「女性が育児をしながら働くことの難しさ」や「男性の育児休業取得率の低さ」について発言があり、参加者相互の意見交換が活発に行われました。子育てや教育、県議会の役割や実態など、学生からの積極的な問いかけに議員の皆様は丁寧に答えてくださり、学生たちには「若い女性の視点から今後、これらの問題を発信していくように」とエールが送られました。

イベントに参加した学生たちは女性議員との熟議を通して、新しい気づきを得た様子でした。
「今回の経験から政治を身近に感じた」
「挑戦することを教わった」
「若い力である私たちから積極的に政治に参加したい」
といった感想が寄せられました。まさに地域に根ざすエンパワーメントのきっかけとなりました。近い将来に、本学の学生たちから、地域社会の課題解決の新たな提案がなされることを期待したいと思います。

(まとめ 天童睦子・川口かしみ:一般教育部)