学生インタビュー
大場智代さん(児童教育学科3年)
本学 児童教育学科3年の大場智代さんが、第68回書道芸術院展(主催:公益財団法人 書道芸術院後援:文化庁・毎日新聞社)現代詩文書部で見事入賞(佳作※)。
初出展で初受賞の快挙を成し遂げました。ここでは、受賞の喜びはもちろん、書道との出会いやその魅力、今後の目標についてうかがいました。
※入選作品の中から、それぞれ若干名しか受賞できない「准特選」「佳作」「褒状」のうちのひとつ
自分の中にある「思い」や「考え」を作品にできる。 それが書道の一番の魅力!
■書道を始めたきっかけは?
大場:母親が書道をやっていたこと、そして(母親が)自宅近くの書道教室の先生と知り合いだったことがきっかけで、小学校2年生から始めました。その書道教室には、高校を卒業するまでずっと通っていました。ちなみに弟も書道をやっていて、私の家族は文字通り「書道一家」なんです(笑)
■書道の魅力は?
大場:元々「創作すること」が好きなのですが、自分の中にある「思い」や「考え」を作品にできる。それが書道の一番の魅力ですね!筆を走らせていると自然と心が落ち着きますし、やめたい!なんて思ったことは、今まで一度もないですね。
■1日の練習時間はどのくらい?
大場:私自身は「書く枚数を決めて(練習を)やるタイプ」なので、どちらかというと「練習時間」よりも「書く枚数」にウエイトを置いています。疲れた時は、ファッション雑誌などを見て気持ちをリフレッシュして練習を再開します。リフレッシュすると、筆の走りが全然違うんですよ!
出展作品の作成は、教育実習と同時進行。 受賞できたのは、内山先生の指導の賜物
■受賞の感想は?
大場:受賞は、郵送されてきた通知書で知りました。でも(受賞を伝えた)母親の方が、私以上にビックリしていました(笑)実は、出展する作品の提出時期が教育実習期間や大学祭の作品作成時期と重なっていたので、ものすごく大変でした。それでも受賞できたのは、現在師事していて、出展を進めてくれた内山先生の指導の賜物。本当に感謝しています。
■2015年の抱負を 漢字で表すと?
大場:自分の中での今年の漢字は「挑(いどむ)」ですね。今年は、学生生活最後の年でもありますし、将来を決める上でとても重要な一年になります。そんなこともあって“何ごとにも強い気持ちを持って挑戦していきたい!”という思いから、この漢字を選びました。
■これからの目標は?
大場:将来の目標は「小学校教諭になること」なのですが、夢の実現に向けて、もっと努力していかなければ!と思っています。教壇に立って子どもたちに書道を教えることも、目標のひとつです。今後の人生においても、ずっと書道に携わっていきたいですね!
大場さんの作品は、2月17日(火)~21日(土)まで、東京都美術館で開催される「第68回書道芸術院展」に展示されます。躍動感あふれる大場さんの作品を、皆さんもぜひご自身の目でご覧ください!
「第68回書道芸術院展」
開催期間:2月17日(火)~21日(土)
開催場所:東京都美術館(上野公園内)
主 催:公益財団法人 書道芸術院
後 援:文化庁・毎日新聞社