現代ビジネス学科の石原慎士教授(マーケティング論)が担当する「実践研究」ゼミナールでは、今年度より石巻フードツーリズム研究会(会長:須能邦雄石巻魚市場社長)ならびに石巻市の製菓事業者(石巻製菓製パン同業組合長:高橋美江萬楽堂社長)と連携しながら石巻地域で伝統的に製造されてきた茶菓子をテーマとしたプロジェクト活動(「石巻お茶菓子プロジェクト」)を推進しています。
このプロジェクトでは、石巻地域で受け継がれてきた「ちゃきん」・「がんづき」(膨張させないタイプ)・「ボストンパイ」といった郷土菓子をテーマに、マーケティングの手法を適用しながら東日本大震災による被災や人口の減少といった諸要因によって衰退している製菓業界の活性化を目指しています。
7月20日(金)には、石巻茶菓子プロジェクト事業説明会を石巻商工会議所で開催し、石巻地域の製菓業者に対してプロジェクトの趣旨などについて説明しました。石原ゼミの学生も、商品開発の構想に関するプレゼンテーションを行うとともに、ゼミで開発した「チョコレートちゃきん」と「アレンジがんづき」(ずんだ・ココア・ミルクティ・紫いも・かぼちゃ・黒ごま抹茶)を来場者に紹介しました。また、説明会では、プロジェクトに参加する事業者に対して認定証が授与され、石原ゼミも支援会員として認定証を受領しました。
今後、石原ゼミの学生たちは、9月に県内の店舗で開催する試験販売と消費者調査に向け、試作作業を石巻市内の事業者と行っていくことになっています。