特別講義を開催しました【ビジネス研究演習・舛井ゼミ】

6月25日、舛井ゼミナールにおいて、株式会社高山の高山梨奈さんをお招きし、特別講義を開催しました。高山さんは宮城学院中学校・高等学校のご出身。学生にとって身近な先輩でもある社会人の視点から、「働くとは何か」「自分の価値をどう信じるか」というテーマで、ご自身の経験を交えてお話しいただきました。

高山さんは宮城学院中学・高校を卒業後、東京の大学で福祉を学び、医療事務の仕事を経て、結婚を機に宮城へ戻られました。現在は株式会社高山で人事管理部長としてご活躍されています。

「誰にでも、その人だけの価値がある」

そんな高山さんも、かつてはいつも他人と自分を比べ、「私には無理」が口癖だったといいます。しかし、本当に比べるべき相手は「他人」ではなく「理想の自分」だと気づいたことで、変わることができたと語りました。
人事担当として採用に携わるなかで、「自分の価値を信じられない学生」が多いと感じるようになったという高山さん。学生のみなさんには「誰にでも、その人だけの価値がある」ということに気づいてほしいと、次のようなメッセージを贈りました。

  • 自分の軸を持ち、自分を信じて大切にすることが、社会に出たときの大きな力になる。
  • 好き嫌いは別にして、苦手だと思うことにも、あきらめずに挑戦してみる。
  • 成功の大小は他人が評価するものではない。自分の中の小さな「できた」を積み重ねることが、自信につながる。

「働くとは、仕事とは何か」

講義では、学生が手を動かして考えるワークも行われました。

「何のために働くのか」という問いに、学生からは「人と自分を笑顔にするため」「自分の成長のため」「義務を果たすため」など、さまざまな考えが挙がりました。

高山さんは、採用の場でも伝えているという「レンガ職人の話」を紹介。同じ仕事をしていても、そこにどのような意味を見出すかによって、行動や成長は大きく変わります。「何のために働くか」に正解はなく、自分のためか、家族のためか、社会のためか――その意味づけこそが大切だと語りました。その意味を見出しながら行動・成長できる人が増えれば、社会はもっと良くなる。だからこそ会社では、「仕事は自己実現の場である」と伝えているそうです。

また、AIの導入は大企業を中心に進み、いままさに中小企業へと広がろうとしている段階にあると指摘。これからさらにAIの普及が進むなかで、「何のために使うのか」「どのような価値を生み出せるのか」が問われるようになると話しました。

「人生理念」「夢・人生ビジョン」を考える

続くワークでは、自分が大切にしたい想いをキーワードに落とし込む作業に取り組みました。学生からは「挑戦する」「やりたいことをやる」といったキーワードが挙がりました。

高山さんは、いま「できる・できない」は考えず、まずは自分のなりたい姿を思い描くことが大切だと話します。それは、自分の視点から企業を見ることにもつながります。自分が大切にしたいことが、企業の理念や、福利厚生といった具体的な制度と合致しているか――。「何の仕事をする会社か」だけで選ぶのではなく、「その会社の想いに共感できるか」で選ぶことが大事だと、学生へのメッセージを締めくくりました。

ご自身の歩みと等身大の言葉で語られた高山さんの講義は、これから社会へと踏み出す学生にとって、「働くこと」「自分らしさ」を見つめ直す貴重な機会となりました。高山梨奈さん、貴重なお話をありがとうございました。