日本食糧新聞社主催「ファベックス惣菜・べんとうグランプリ2025」において、マーケティングを専門とする現代ビジネス学科石原ゼミナールと福島県会津若松市の株式会社田季野(割烹田季野)が産学連携体制で開発した「會津おでん弁当」が地方食材・調理法部門で優秀賞を受賞しました。
「惣菜・べんとうグランプリ」は、全国各地の選りすぐりの惣菜・弁当のなかから優秀な惣菜や弁当を表彰するコンテストで、受賞作品は国内最大級の中食・外食業界の業務用専門展である「ファベックス」で表彰されます。今年度は、全国より過去最多となる1,408点の応募があり、1次と2次審査を経て受賞商品が決定しました。
今回受賞した「會津おでん弁当」は、石原ゼミと福島県会津若松市の関係者で取り組んでいる「會津おでん」プロジェクトの関連商品として2023年度に開発したもので、2024年1月より福島県観光物産館(福島市)や会津地域などで販売しております。弁当には、會津おでんの具材となる会津地鶏の玉子、会津産大根、車麩に加え、ニシンの山椒漬けをコンセプトに開発した揚げ蒲鉾「会津天」やこづゆの具材を油揚げに詰めた「こづゆ巾着」など、会津地域の食文化や食材を生かしたおかずを盛り込んでいます。
また、ご飯は、会津産コシヒカリをこづゆに使われる貝柱だしで炊き込んだものです。
福島県では、2026年にディスティネーションキャンペーンが開催され、次年度はプレキャンペーンとしてイベントなどが実施されます。石原ゼミでは、今後も会津地域の関係者と連携し、観光で訪れた方々に喜んでいただける商品の開発に取り組んでいく予定です。