福島県富岡町などでフィールドワークを実施②【ビジネス実践実習・成田ゼミ】

成田ゼミでは、市村高志さん(Tomioka.Connection.Fellowship共同代表)にご協力いただき、8月5~6日の2日間、福島県富岡町などでフィールドワークを実施しました。

【2日目】
フィールドワーク2日目の最初に訪れた場所は、東京電力廃炉資料館です。ここでは、東京電力が原発事故の記憶と記録・反省と教訓、廃炉現場の最新情報を発信しています。原子力発電の仕組みや事故当時原子廃炉内部では何が起こっていたのか、どのような対応がなされたのかなどについて知り、原子力、原発事故についての理解を深めました。

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次に訪れた場所は、とみおかアーカイブ・ミュージアムです。この施設では、震災前の富岡町の住民の生活の様子と比較しながら、東日本大震災と原子力災害を境に、まちにどのような変化が起きたのかを伝える展示をしています。震災前後の富岡町について展示されているため、震災前にあった当たり前の日常が突然奪われることの怖さがより伝わってきました。

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2日目最後に訪れた場所は、特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしまです。ここは、放射線物資に汚染された廃棄物の埋立処分についてわかりやすく学べます。また、放射能を測定する機械を使って色々な物質の放射能量を測ったり、タブレット端末などを使って自分で触って動かしたりすることができ、より深く放射能や特定廃棄物について知ることができました。

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【所感】
●このフィールドワークを通して、東日本大震災の恐ろしさを改めて感じました。東日本大震災に関連する様々な施設に訪れて、初めて知ることがたくさんありました。また、これからこのような災害が起きた時にどのように行動をとるべきなのかを考えることが必要だと思いました。訪れたことがない人は訪れて様々なことを感じ、考えてほしいと強く思います。

●富岡町のフィールドワークを通して、家と人の少なさが目立ちました。富岡町の街並みは、自然に囲まれて、一見、どこにでもある普通の街のように見えました。しかし、人の少なさから街の活気を感じることができませんでした。海や原発から離れたところに家が建っていることは確認できても、住民の存在は感じられません。その街並みを見てゴーストタウンのような印象を受けました。福島県が安全性を強調しているのにも関わらず、人々が戻ってこない現状に、まちづくりの難しさを実感しました。津波被災地と違う点では、建物の再建だけではなく、原発事故による安全性が保障されているかという点も強く関わっていることです。富岡町の災害後は、住む人々が少ないため、町全体の活力がないようにも見えました。また、被災にあった請戸小学校は当時のまま残されてありました。特に、水道の蛇口の部分が津波の影響によって変形していたのが印象に残りました。教室や体育館も回ってみて、津波の威力が物語っていることが分かりました。

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この他、市村さんには道中、震災前の地域・人々の暮らしの様子や、避難時~現在に至るまでの状況についてもお話しいただきました。市村さんには改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

(2年:大原日南、3年:狩野杏菜)

※1日目の記事はこちら→福島県富岡町などでフィールドワークを実施①【ビジネス実践実習(成田ゼミ)】

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