石巻市雄勝町でフィールドワークを実施【ビジネス実践実習(成田ゼミ)】

成田ゼミでは、6月17日に石巻市雄勝町でフィールドワークを行いました。雄勝町は東日本大震災で大きな被害を受けた津波被災地です。

フィールドワークでは雄勝町で震災を経験し、現在も復興活動を行っている「雄勝町の雄勝地区を考える会」の事務局の阿部晃成さんと共に「道の駅硯上の里おがつ」や雄勝町中心部、2つの海水浴場(荒浜海水浴場と波板海水浴場)を訪れました。

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そして、阿部さんに震災当時や現在の雄勝町の状況、ご自身の震災当時の体験談についてお話を伺い、震災についての理解を深めることができました。
実際に被災地に足を運び、阿部さんのお話を伺って、改めて自然災害の恐ろしさを感じました。また、インターネット上の情報や新聞記事・テレビ報道といったメディアを通してではなく、自分の目で確認することの重要性について学ぶことができました。

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学生の感想1(一部抜粋)
「私は今回初めて雄勝町を訪れました。震災前と震災後の雄勝町中心部の写真を見て、震災前は住宅地で埋め尽くされていた場所が、震災後には跡形もなく無くなっていて、改めて津波の怖さを思い知りました。さっきまで普通にあったいつもと何も変わらない日常が一瞬にして壊されてしまう怖さを感じました。震災から12年たった雄勝町は道の駅や高台移転地などができて復興が進んでいるように見えました。ですが、一度壊されてしまった町の景色を、以前のような形に完璧に戻すことは難しい事なのだと感じました。」

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学生の感想2(一部抜粋)
「雄勝町に訪問したことでたしかに思ったことは人々のつながりが強いということです。実際に会長さんに会いに行った際も道にいた知り合いのおじいさんに声をかけて話を聞いたり、震災前の雄勝町は近所の人同士で名前を書かずに食べ物のお裾分けをしていたという話を聞いて、そのように地域のつながりがあると高台移転の話が出た際に○○さんがいかないなら私も行かない、××さんがやめるなら私もやめるという結果として当初よりも少ない世帯しか高台移転をしないということになったのだなと思いました。私は地域のつながりが強いところで生まれ育ったわけではなかったので話を聞いたばかりの時は理解できませんでした。しかし、実際にフィールドワークを通して住民同士の関係を見たり聞いたりして考えてみると納得することができました。」

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また、お昼休憩をとった道の駅や道中でお会いした雄勝町の方々は、とても親切で温かい方々ばかりでした。
貴重なお話をしてくださった阿部さん、ありがとうございました。

(文:金山理夢・北村涼乃(ともに2年生))