6月20日(木)、渡部美紀子ゼミの3年生6人は山形県山寺市の山田果樹園を訪れ、山形県の代表的果樹の一つであるさくらんぼの生産現場で、社長と奥様にお話を伺いました。山田果樹園では主に佐藤錦、紅秀峰、大将錦、紅王、ナポレオンという品種を栽培しています。たくさんの品種を同時に育てることで、交配がうまくいき、果実が育つそうです。また、近年、サクランボの生産地が全国的に広まりつつあることから、新品種を手掛けたりして、山形県の生産農家も頑張っているとのことでした。
人手不足対策としては、例年近隣の住人の方に手伝ってもらっており、収穫出来ているとのことですが、その方々も高齢化が進んでいるとのことでした。別の農園では、仕事前の朝4時から7時くらいまで収穫や作業してから出勤する方もいるそうです。
昨年の猛暑により、今年は特に双子のさくらんぼが多いとのことで、初めのうちは廃棄したり従業員が持ち帰ったりしていたそうですが、最近では直売所で販売したり、市場で買い取ってもらうなどしいてるそうです。
今年は、春以降の温かい気候のせいで例年より1週間ほど収穫時期が早く、小粒で数が少ないため団体でのさくらんぼ狩りは断る場合もあるそうです。そして実際にさくらんぼ狩りを体験し、同じハウスで栽培していても木によって味が違うことや同じ木であっても上の方と下の方でも味が変わってくること、さくらんぼのもぎ取り方などを学びました。