2月10日(土)と11日(日)に福島県会津地域で開催された観光事業に、現代ビジネス学科石原ゼミナールの学生がアテンダントとして参加しました。ゼミ生たちが参加した観光事業は、会津若松観光ビューローが主催する「只見ふるさと雪まつりあったか・ふるまい只見線団体列車ツアー」。只見町で開催された雪まつりの開催に合わせて会津若松駅と只見駅間で運行されたJR只見線の特別列車で、会津地域の郷土料理を提供しました。
初日(2月10日)は、3年生と2年生の学生が会津木綿の着物を着用し、お料理の技術指導をなされた野崎洋光氏(「分とく山」元総料理長)や会津若松市の割烹「田季野」の馬塲由紀子氏、会津若松観光ビューローの方々とともに、旬の食材を使用した特製弁当や石原ゼミが開発に携わった「會津おでん」などのお料理をお客様におふるまいしました。
加熱することができない車内で暖かいお料理を提供するためには、様々な工夫をすることが求められますが、ゼミ生たちは配膳の方法を工夫したり、盛り付けのタイミングを見極めたりしながらお客様にお料理を提供しました。
同じ行程で開催された2日目(2月11日)も、ゼミ生たちが只見線に乗車してお客様を只見駅までご案内しました。2日目は、前日の反省を踏まえて暖かい状態でお料理を提供するために、一部のオペレーションを見直しました。
長年にわたって日本料理界を牽引されてきた野崎洋光氏からは、お料理を美しく盛り付けるための工夫やご提供する際に求められる配慮の仕方などについてご指導いただきました。会津若松の老舗割烹で女将を務める馬塲由紀子氏からは、おもてなしをする際の心得や礼儀作法などについてご指導いただきました。ツアーの終了後、「味はだすのでは無く、味のある人になる」という訓示をお書きいただいた色紙を野崎氏よりお贈りいただきました。
今回のツアーでは、学内の授業では習得することができない多くのことを学習させていただきました。ご指導いただきました野崎洋光氏、馬塲由紀子氏、会津若松観光ビューローのみなさま、JR東日本のみなさまに感謝申し上げます。今後も「地域の現場」で、「地域の方々」とともに、「地域の活性化に資する活動」を実践的に取り組んでまいります。