福島県の食材を活用した商品のご紹介【ビジネス研究演習(石原ゼミ)】

現代ビジネス学科石原ゼミナールでは、昨年度より福島県の関係者と連携し、地域の食材や食文化を生かした商品を開発してきました。今年度は、会津地域の関係者とともに「會津おでんプロジェクト」や「会津主菓子プロジェクト」、「米粉パンプロジェクト」を推進しながら、地域性を生かした商品の開発に取り組んできました。今回は、各プロジェクトにおいて完成した商品をご紹介いたします。なお、これらの商品は、1月20日(土)に福島市内において試験販売会を開催する予定です。販売会の詳細が決まりましたら、あらためてご紹介いたします。

「會津海鮮輪箱」

会津地域は、内陸部でありながらも、江戸時代より郷土料理にニシン・スルメイカ・ホタテ・サケ・スケトウダラなどの海産物が使用されてきました。これらの海産物は、北前船の寄港地である新潟から阿賀川の河川舟運で運ばれていました。「會津海鮮輪箱」は、会津地域の郷土料理で使用されている海産物を、輪箱飯(わっぱめし)の上に並べて蒸し上げたオリジナルのお弁当です。

「會津おでん弁当」

石原ゼミでは、会津地域で受け継がれてきた食材の魅力を伝えるために、会津若松市の飲食事業者や観光事業者などと連携し、2022年10月より「會津おでん」プロジェクトを推進してきました。「會津おでん弁当」は、会津地域の祝事の際に振る舞われる「こづゆ」(貝柱だし)で炊き込んだ茶飯の上に、會津おでんで使用されている食材を盛り合わせたオリジナルのお弁当です。

「会津米粉パン」

石原ゼミでは、2023年度より会津若松市のベーカリーや飲食店、郡山市の米粉製粉会社と連携し、福島県で生産されている米の美味しさを味わうことができるパンの開発に取り組んできました。開発に際しては、米の味わいが堪能できるようなパンを完成させるために、試作と分析作業を繰り返してきました。このたび、小麦粉を使用せずに膨らむパンのレシピが完成し、試験販売を行うことになりました。1月20日の試験販売会では、米粉の食パンに加え、割烹の女将が手造りで仕上げた2種の小豆(赤小豆と白小豆)を使用した米粉あんぱんを販売する予定です。

「会津米粉クッキー」

米粉パンの開発に際して、米粉を使用したクッキーの開発作業にも取り組んできました。クッキーに使用する米粉は、割烹が使用している会津産コシヒカリにこだわり、特注で製粉したものです。米粉クッキーに合わせる食材も会津地域のものから厳選しました。1月20日の試験販売会では、この中から数種類のものを販売する予定です。
(手前中央から時計回り順に、プレーン・高田梅・くるみ・エゴマ・打ち豆・会津身知らず柿・いちじく、中央は赤べこ型のプレーンタイプ)