現代ビジネス学科石原ゼミナールの学生が、2月10日(金)に東京大手町の「AgVenture Lab」で開催された第3回学生地域づくり・交流大賞(主催:一般社団法人全国農協観光協会)の最終審査会で最高賞となる「大賞」を受賞しました。
石原ゼミナールが発表したテーマは、「秋田てんこ小豆伝承プロジェクト」。2022年度より着手したこの取り組みでは、秋田県内で赤飯をつくるときに伝統的に用いられてきた「てんこ小豆」の生産量が激減しているとの課題を踏まえ、農業者・地域住民・商工業者・学校が相互に連携する体制を構築しながら市民参加型の生産活動を推進してきました。さらに、この豆の産品価値や希少性について理解するための学習の機会を設けるとともに、料理や菓子、お茶への応用方法について産学連携体制で取り組んできました。
最終審査会のプレゼンテーションでは、石原ゼミの千田涼未ゼミ長(3年)と門間由芽奈副ゼミ長(3年)がプロジェクトの趣旨や約1年間にわたる活動内容、生産する上での課題などを審査員や聴衆の方々に紹介しました。受賞後、学生たちは「秋田県で受け継がれてきた食文化を伝承するために、微力ながらも貢献することができて良かった」、「次年度も秋田に足を運び、生産活動や伝承活動を進めていきたい」との感想を述べていました。石原ゼミが生産に携わった「てんこ小豆」は、3月より秋田市で豆類の卸売を行う有限会社鈴和商店や秋田県内のスーパーマーケットなどで販売される予定です。