現代ビジネス学科渡部美紀子ゼミでは、12月8日に、石巻市にある「一般社団法人イシノマキ・ファーム」さんを訪れました。イシノマキ・ファームでは、「農を通じて多様な人々が豊かに暮らすまちづくり」をビジョンに、ソーシャルファームやホップ栽培、農村留学、石巻市農業担い手センターなど様々な活動を行っています。
今回は、ソーシャルファームの説明をしていただき、ホップ農場とイシノマキ・ホップワークスを見学しました。
イシノマキ・ファームでは、アルバイトや働く場所を探している社会的弱者の若者を受け入れ、最近では、ぶどうの蔓を切る作業をお手伝いいただいたそうです。スタッフの方のお話から「あらゆる立場の人が対等に働ける場所」はこれからの時代にとても大切なことだと学べました。
また、津波による塩害や地域を離れてしまい、やむを得ず離農する方がいます。そうした耕作放棄地の問題を解決するために、ビールの原料となるホップ栽培を始めました。また、今年7月から稼働している醸造所のイシノマキ・ホップワークスでは、年間44キロのビールを製造することを目標にしているとお聞きし、スタッフの方々の熱い思いを感じることができました。
代表理事の高橋由佳様、事務局長の亀谷温子様はじめ、スタッフのみなさんには大変親切なご対応を賜りました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。また、今回のイシノマキ・ファーム訪問は、㈱丹青社、東北営業所の上柳浩克氏にご紹介いただいて実現したもので、現地でもコーディネートしていただき、無事終了することが出来ました。ありがとうございました。