増田カフェ・スイーツプロジェクト【ビジネス実践研究・ビジネス研究演習(石原ゼミ)】

現代ビジネス学科石原ゼミでは、今年度より伝統的な街並みや内蔵(うちぐら)が残る秋田県横手市増田地区において、観光客の方々と長期的な関係の構築をはかるための方策について調査活動を推進してきました。

そして、地域内にコーヒーを提供する店舗が多いことに気づき、「増田カフェ・スイーツプロジェクト」を提案することになりました。ゼミ生たちは、8月に実施した調査活動の結果を踏まえながら、事業構想を検討してきました。

IMG_9893_R

今回の事業構想の検討に際しては、カフェ班とスイーツ班の2グループに分かれて企画案を作成することになりました。カフェ班は、カフェの特徴を把握するとともに、カフェ店主のこだわりなどを伝えるためのプロモーションのあり方を中心に検討してきました。一方、スイーツ班は、秋田県における生産発祥の地として知られる増田地区の「リンゴ」に加え、地域で伝統的に食されてきた「そば」と「小豆」を地域資源として位置づけながらオリジナルスイーツの開発に力を入れてきました。また、秋田県の赤飯に欠かすことができない「てんこ小豆」(黒ささげ)についてもスイーツの食材として取り上げることにしました。

 

11月26日(金)から28日(日)にかけて、「増田カフェ・スイーツプロジェクト」のメンバー(6名)が増田地区を訪問し、カフェを営む店舗や観光協会の方々に対して検討してきた事業構想を提案しました。

提案の結果、ほとんどの店舗の方々にご了承いただき、プロジェクトにご参加いただけることになりました。地域資源を活用したスイーツについても、「チャレンジしてみたい」との声が聞かれ、スイーツ班のメンバーは手造りのあんこを簡易的に製造する方法を紹介することになりました。

 

石原ゼミが提案した「増田カフェ・スイーツプロジェクト」は、2022年の春より開始されることが計画されており、学生たちは今後も事業の着手に向けて準備を進めていくことになります。