秋保で仙台の伝統工芸を学ぶ【ビジネス研究演習・渡部美紀子ゼミ】

現代ビジネス学科渡部美紀子ゼミでは、9月29日に秋保工芸の里にある「仙台箪笥専門店 熊野洞」さんにおいて、箸の漆塗り体験を行ってきました。箸の漆塗り体験は、自分の好みの長さに切った木材を紙ヤスリで磨き、塗料で着色し、仕上げに漆を塗るという作業でした。初めての体験でしたが、職人の方々のサポートを受けながら、それぞれ自分の箸を完成させることができました。後日、完成した箸が届くそうなので楽しみです。

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体験後には、職人の熊野彰さんから仙台箪笥や秋保の町についてお話をいただきました。お話の中で、長い歴史を持つ仙台箪笥が時代に合わせて変化を遂げてきたということや、仙台箪笥以外にも、熊野洞さんでは実用性の高い箸やお椀などを作っているということを教えていただきました。また、コロナの影響についてもお話を伺うことができ、秋保町の現状や伝統工芸品を作り続けていくことの困難さ、その魅力を広めていくことの困難さについても学ぶことができました。

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本日は久々の学外での活動となりましたが、職人さんの物づくりに対する強い思いを感じることができ、非常に良い学びとなりました。今後のゼミ活動では、伝統工芸品を次の世代へと繋げていくために、新しいかたちとしてどのような物づくりができるかについてディスカッションをしていきたいと考えています。