「ビジネス実践研究」の市野澤ゼミでは、1月21日（木）に宮城蔵王エリアへの実習旅行を実施しました。今年度は、学外活動が制限されていることから、実習活動を展開することが難しい状況にありましたが、感染症予防の対策を徹底的に講じた上で、最少人数での実施となりました。

今回の実習旅行は、訪日外国人向けの仙台発日帰り体験型観光ツアープランを立案し、自分たちの参与型調査にもとづいてマーケティング企画と宣材作成を行うという一連のプロジェクト活動の一環です。担当教員の市野澤教授が専門とする観光人類学では、参与・体験型の調査を重視します。観光にかかわる調査については、本人が実際に現場を訪れて、観光アクティビティに参加し、体験をすることが、不可欠となります。

訪日外国人に魅力を伝えたい宮城の観光資源／活動はたくさんありますが、今回の実習ツアーでは、コロナ禍における感染防止を最優先に考えて、すみかわスノーパーク（樹氷見学）、蔵王こけし館、蔵王キツネ村の三カ所を組み合わせての訪問となりました。それぞれ魅力的な場所ではありましたが、訪日外国人によるツアーに組み込むと考えると弱点も見えてきました。克服すべき課題を整理して、マーケティングの観点から改めて考えてみたいと思います。