アニメプロデューサー・諏訪道彦氏による講義を行いました【ビジネス課題研究Ⅰ(大谷ゼミ)】

現代ビジネス学科・大谷尚之教授のゼミの研究テーマの1つは「アニメコンテンツによる地域振興」です。
先日行われた授業では、テレビアニメ『名探偵コナン』『シティーハンター』『犬夜叉』などのプロデューサーを務めた諏訪道彦氏(ytv Nextry専務取締役)をゲストスピーカーにお招きし、アニメコンテンツビジネスについてお話し頂きました。

 

諏訪氏は、アニメの舞台となった地域を訪ねる「アニメ聖地巡礼」について、「作品の持つクオリティの高さや、キャラクターの魅力が必要」と分析しました。鳥取県東伯郡北栄町にある『名探偵コナン』の原作者・青山剛昌氏のミュージアム「青山剛昌ふるさと館」はコナンファンにとっての「聖地」の一つですが、この施設は地域が一体となって盛り上げた成功例と位置付けられています。

25年変わらない人気、そして登場人物1人1人の番外編が作れるほどのキャラクターの深さが、地域を巻き込み、観光客を呼び込む原動力となっているようです。
諏訪氏は、「点(スポット)ではなく線(ルート)にし、さらに面にしていくのが僕たちの使命」と話していました。

 
また、スーパーバイザーとして製作に参加している2021年公開予定のアニメ映画『神在月のこども』では、アニメ業界では初めての試みとなる、制作プロセスを追体験できる企画を展開しています。アニメ作品をこれまでにないかたちで楽しむことができる機会を提供しています。
ぜひご覧ください。
 
神在月のこども Webサイト