みやぎ「三源郷」プロジェクト【ブレンダ・ハヤシゼミ】(実践研究報告No.4)

現代ビジネス学科ブレンダハヤシ先生のゼミでは、村田町・川崎町・蔵王町の地域振興に向けて、今年の7月から株式会社タケヤ交通さん、沖縄ツーリスト株式会社さん、株式会社仙台放送エンタープライズさんと連携して商品開発やプロモーションを共同で推進しています。このプロジェクトでは、仙台空港を経由して宮城県に入る訪日外国人の方々に、村田町・川崎町・蔵王町の「三源郷」に足を運んでいただき、それぞれの地域に親しんでいただこうという狙いがあります。

川崎グループは、川崎町の地域振興とともに、町の近くにある仙台市秋保温泉のアピールも同時に行います。秋保地区では現在、秋保温泉街の「食べ歩き1万歩ツアー」として地図やインスタグラム等のSNSを通じて、情報を拡散していく計画があります。

7月24日に行った実習では、まず私たち自身が秋保地区を知るために、株式会社タケヤ交通さんの所有するボンネットバスに乗り、ニッカウヰスキー工場、秋保大滝、秋保神社、秋保Villageを巡りました。実際に秋保地区を訪問してみて、私たちは同地区の地域資源である秋保地区の自然と温泉、食の素晴らしさを実感しました。

8月29日と9月5日に行った実習では、2グループに分かれ、実際に秋保温泉街を「1万歩」歩いてみました。その際、秋保地区で見つけたカフェやレストランで食事をするなど、「どのような形で訪日外国人にアピールするべきか」を検討するためにフィールドワークを行いました。9月5日に訪問したグループは、ツアーのスタート・ゴール地点になることが予定されている「伝承千年の宿『佐勘』」さんに伺い、露天風呂や客室の見学もさせていただきました。今後は、「1万歩」歩いて見つけた地域資源やカフェ・レストランの特徴をまとめ、観光客の方々に手にとっていただけるような観光資料を作成いたします。

また、川崎町については、紅葉の時期における景勝をメインテーマに、釜房ダム、みちのく杜の湖畔公園などの観光地や隠れたスポットなど、さまざまな場所を知っていただけるようにアピールポイントをまとめていく予定です。

今後も、訪日観光客が宮城県ならびに「三源郷」に足を運んでいただけるようなプランやプロモーションを作成できるように、グループ全員で協力して活動を推進していきます。