現代ビジネス学科では、7月30日(土)と31日(日)に開催されるオープンキャンパスにおいて、学生たちがゼミナールの研究活動を紹介します。
本学科では、ビジネス学を「地域や社会の課題解決をはかるための学問」と位置づけて、学生たちがゼミナールに所属し、課題解決に向けて実践的な活動に取り組んでいます。ゼミナールの研究テーマや活動の内容は教員の専門分野に応じて多様ですが、毎年、研究成果をビジネスコンテストや学会のポスターセッションなどで発表し、入賞しているゼミも存在しています。また、企業と連携して商品開発を行っているゼミも見られます。
本学科の最大の特徴であるゼミナール活動について、学生たちによるプレゼンテーションをぜひお楽しみください。
昨年度のオープンキャンパスの様子(学科紹介/学生によるプレゼンテーション)
研究活動のご紹介の後は、ゼミナールの学生たちとの懇談会を開催します。懇談会では、学業や学生生活に関する質問を受け付けます。大学生活や大学進学に関する疑問などについて、何でも遠慮なくお尋ねください。学科の教員に対する質問も歓迎します。
今回のオープンキャンパスでは、次のゼミナールが活動内容を紹介します。
7月30日(土)の部 | 石原慎士ゼミ (マーケティング) |
〇研究テーマ: 地域資源を活用した商品の開発手法に関する研究 〇活動内容: 石原ゼミでは、東北地方の地域資源を活用した商品開発の方策について研究しています。研究に際しては、産学連携体制を構築し、地域の現場で、地域の方々とともに実証研究を推進しています。研究のフィールドも多岐にわたっており、宮城県内のほか、岩手県、青森県、秋田県でも活動を推進しています。東日本大震災後は、石巻市の企業と連携し、マーケティングの知見を生かしながら産業復興に貢献するための商品を開発しています。 |
永田貴聖ゼミ (多文化共生) |
〇研究テーマ:日本人/海外からの移住者が協働する多文化社会! 〇活動内容: 永田ゼミでは、外国人住民のグループや、経営するビジネス、日本人住民との協働について研究しています。現在、ゼミ生たちは気仙沼市におけるインドネシア人と地域の交流について調べるためのフィールドワーク合宿の準備を行っています。 |
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7月31日(日) 午前の部 |
大谷尚之ゼミ (地域振興) |
〇研究テーマ: 地域振興・コンテンツ産業・メディア文化 〇活動内容: 大谷ゼミでは、文献講読、ゲスト講義、フィールドワークなどを組み合わせて、地域やコンテンツに関する知識を深めています。学外実習では宮城県白石市をフィールドに地域の関係者様からお話をうかがう活動を続けています。 |
佐藤千洋ゼミ (経営学) |
〇研究テーマ: 経営学の視点から地域課題の解決策を考える 〇活動内容: 佐藤ゼミでは、地域企業や地方自治体が抱える課題を経営学の視点から分析し、課題解決に向けたソリューションを考え、提案しています。オープンキャンパスでは、ゼミの3年生が実際に地域企業や自治体で行った提案の内容やフィールドワークの様子を詳しく説明します。 |
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7月31日(日) 午後の部 |
宮原育子ゼミ (観光学) |
〇研究テーマ :地域観光交流の研究 〇活動内容: 宮原ゼミは、東北を中心に地域の資源を活かした観光交流や観光による震災復興について研究をしています。オープンキャンパスでは、ゼミの2年生が、フィールドワーク調査や観光コンテストについて詳しく説明します。 |
石原慎士ゼミ (マーケティング) |
〇研究テーマ: 地域資源を活用した商品の開発手法に関する研究 〇活動内容: 石原ゼミでは、東北地方の地域資源を活用した商品開発の方策について研究しています。研究に際しては、産学連携体制を構築し、地域の現場で、地域の方々とともに実証研究を推進しています。研究のフィールドも多岐にわたっており、宮城県内のほか、岩手県、青森県、秋田県でも活動を推進しています。東日本大震災後は、石巻市の企業と連携し、マーケティングの知見を生かしながら産業復興に貢献するための商品を開発しています。 |
<学生代表のごあいさつ>
現代ビジネス学会執行委員長 千田涼未(現代ビジネス学科3年)
私は、高校生の時に宮城学院女子大学のオープンキャンパスに参加しました。当時は、他の大学のオープンキャンパスにも参加しましたが、参加に際しては「自分自身が本当に学びたいことが何か」ということを吟味したいと考えていました。私は、オープンキャンパスの参加を通して宮城学院女子大学へ進学したいと思うようになりましたが、その理由は他大学には経験することができない「実践的な学びができる」ことに惹かれたからです。
私が宮城学院女子大学のオープンキャンパスに参加したときは、石原ゼミ生の先輩がたがゼミナールの活動を紹介するとともに、石巻地域の企業と連携して開発したお菓子の試食を提供していただきました。試食させていただいたお菓子も美味しかったのですが、実践的な学びを通して修得したスキルをもとに、イキイキとプレゼンテーションをしている学生の皆さんを見て、私も実践的にビジネス学を学びたいと思うようになりました。
また、個別相談の際、学科の先生がたに優しく接していただいたことや、大学の紹介をしてくださった学生の方々に丁寧にご対応いただいたことも「この大学に通いたい」「この先生がたのもとで学びたい」と思う動機になりました。
本学に入学後、私はマーケティングを専門とする石原ゼミに所属していますが、ゼミでは地域が抱える問題や課題の解決を目指し、地域の方々と連携し、地域の資源を活用した商品開発の実証事業を推進しています。オープンキャンパスに参加した高校生の頃は、「商品開発=自分が思いついたアイディアを形にするもの」と思っていましたが、大学で授業を受けているうちにこの考え方は間違えていたと感じるようになりました。
現代は、たとえ「良いモノ」を作っても売れる時代ではありません。このような時代においてマーケティングの理論や考え方はますます重要になっています。経営学やマーケティングの授業やゼミは多くの大学でも開講されていますが、本学ではゼミナールや学外の実習を通して理論を具体的に学ぶことができるほか、座学だけでは学ぶことができないコミュニケーションのスキルやビジネス・マインドなどを修得することができます。
今回のオープンキャンパスでは、現代ビジネス学科のゼミナールの学生たちがそれぞれの研究活動についてご紹介するとともに、高校生の皆さんと対話ができるように懇談会を開催します。私自身も石原ゼミ生として参加します。進学に関する疑問や質問などがありましたら、遠慮なくお尋ねください。皆さんのご参加を心よりお待ちしております。
昨年度のオープンキャンパスの様子(学生・教員との懇談会)