就職活動報告会が行われました

12月18日(火)、児童教育学科で就職活動報告会が行われました。学科の恒例イベントで、今年も小学校・幼稚園・一般企業などに就職が内定した4年生8人が、内定獲得(試験合格)に至るまでの苦労やエピソード、試験当日の様子などを話してくれました。

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小学校教員採用試験の合格者からは、「小学校全科」、「一般・教職教養」、「模擬授業」、「集団・個人面接」など試験科目それぞれの対策について報告がありました。小学校全科や教職・一般教養については、知識を試されるので、学習したことを何度も復習して、早い段階で自分の苦手分野を克服することが大事とのことでした。また、模擬授業では、人前で練習を繰りかえすことが必要で、そのために一緒に目指す仲間と協力し合って意見交換できるよう、チームワークを高めることがポイントということでした。面接については、インターネットテレビ電話の「スカイプ」を利用する方法も紹介され、会場からは「スゴイ!」とお驚きの声も上がりました。

 幼稚園への就職内定者からは、最近の幼稚園就職の状況報告の後、「筆記(作文3題)」、「実技(ピアノ)」、「面接」などの試験内容について、具体的に説明がありました。中でも、面接では、“なぜ幼稚園教諭になりたいのか”という志望動機や、家族についての質問のほか、“タイ焼きは頭から食べる?尾から食べる?”などという予想外の質問も出たとのことで、会場は笑いに包まれました。先輩からの「とにかく強い気持ちを持つこと」というアドバイスに、多くの学生が頷いていました。

 一般企業への就職内定者からは、教員を目指す人が多い学科の中で、一般企業に挑んだいきさつが語られ、次いで、具体的な活動内容の報告がありました。企業調査や自己分析、ニュースをもとにした情報収集を行った後、エントリーを開始していったということで、報告者の一人は、合計で30社くらいエントリーして、実際に選考を受けたのは10社ほどとのこと。成功のポイントは、「何より就職活動を楽しむ」ことで、普段見ることができない企業の裏側を見たり、豪華ランチを用意されたり、と楽しい面も多くあり、そう思うことで余裕が出て、乗り切っていくことができると語ってくれました。

 いずれの報告にも共通していたアドバイスは、重要なのはメンタル面だということ。友達と語り合って息抜きをしたり、ノートに勇気がでる言葉を書いたり、試験中その言葉を呪文のように唱えたり、などなど、それぞれがモチベーションを上げ、精神を安定させる工夫をしていたようです。

 教員採用については、現在のところ、小学校に18人(延べ21人)が正規合格を果たし、幼稚園内定者も10人ほどで、高い合格(内定)率となっています。その秘訣を2・3年生はしっかり聴くことができたようでした。