本学桜ヶ丘キャンパスの近くにある水の森市民センター主催「まちの語り部養成講座」の3回目の講座が5月25日(水)に開催され,受講生と市民センター職員の約20名の方々が当キャンパスを訪れ,宮城学院の歴史を学び,キャンパス見学を行いました。
受講生の方々は初めに大学生が普段学んでいる教室で,宮城学院資料室の職員より,今年で創立130年を迎えた宮城学院の建学以来の歴史を学ばれました。皆さんは,教室に入るなり,口々に「机と椅子が懐かしい」などと感想を述べられ,懐かしくも新鮮な気持ちで職員の話に耳を傾けておられました。
また,宮城学院が仙台市の中心地より約40年前にキャンパスを桜ヶ丘に移転した際の写真やエピソードを聞きながら,当時より水の森に住まれていた方々にとっては,開発されていく様子を写した数々の写真を見て,「当時はこの辺りが道の行き止まりだった」とか「道が舗装されていなかったからトラックの巻き上げる砂埃がひどかった」などと当時の記憶がよみがえっておられる様子でした。
その後,一行は桜ヶ丘キャンパスの中を見学して回り,宮城学院が移転するにあたり以前のキャンパスより移築した「建学の泉」と呼ばれる噴水や礼拝堂のパイプオルガン,ステンドグラスなどを興味深く見ておられました。
礼拝堂では,たまたまパイプオルガンを弾いておられた演奏者の方にお願いをして,急遽演奏していただくサプライズもあり,パイプオルガンの荘厳な音色はひとときの癒しの時となりました。
本学は地域に根ざした大学として,これからも地元の方々に愛される身近な存在でありつづけ,地域に寄り添う活動を続けていきたいと思います。