本学は宮城県警察本部と「学生を犯罪から守るための相互協力に関する協定書」を締結しています。
宮城県警が6月17日に開催したイベントにて、本学・学芸学部心理行動科学科 犯罪心理学ゼミ(指導教員:浅野晴哉准教授)に所属する学生が、交通事故遺族の手記を朗読しました。
宮城県庁1階ロビーで開催されたこのイベントでは、事故遺族の手記の朗読と共に、宮城県警察音楽隊による演奏が披露されました。浅野ゼミの学生は、このイベントの司会、手記の朗読、集まった県民の方のご案内など、幅広く協力し、イベントを支えました。
手記は、宮城県内で2000年7月に発生した大型特殊車両の信号無視による交通事故で当時小学生だったご子息を亡くした佐藤早織さんによって書かれたもので、大きな悲しみと憤りとが交錯した当時の様子と思いが綴られています。浅野ゼミの学生が読み上げる朗読を聞いた方の中には、目に涙を浮かべていらっしゃる方もおられ、犯罪や事故が被害者とその家族にどれほどの悲しみの影を落とすことになるかを伝えるものとなりました。
本イベントの様子は、6月21日(土)発行の読売新聞宮城県版にも掲載されました。
なお、手記を書いた佐藤さんには、6月20日に本学・キリスト教文化研究所が開いた公開講座にて講師としてご登壇いただき、ご自身の経験を本学の学生並びに参加者に直接伝えていただく機会を持ちました。ご協力ありがとうございました。