仙台市「協働まちづくり推進助成事業」“さくらっこニコニコキッチン”

本学は今年度,仙台市「協働まちづくり推進助成事業」に採択され,桜ヶ丘学区連合町内会と共に地域の活性化のために様々な事業に取り組んでいます。

事業名:文教地区桜ヶ丘における大学と地域の特色を生かした世代間交流
事業概要:大学と地域が密接な関係にある文教地区桜ヶ丘の特色を生かし,高齢者と子どもたちと学生が交流する場を創出することで,地域に活力を生み出すことを目指す。

本事業では,いくつかの取り組みを柱として進めることとしていますので,随時それらの活動を紹介していきます。

今回は子どもたちへの食育プログラム「さくらっこニコニコキッチン」をご紹介します。

さくらっこニコニコキッチン

食品栄養学科4年 渡部 陽奈

私たち食品栄養学科・平本ゼミでは、マイスクール桜ヶ丘と協働し、児童のための食教育プログラム「さくらっこニコニコキッチン」を実施しています。このプログラムでは、児童自身が企画・運営に携わることで「食」の面から児童の主体性や自発性を育てることを目的としています。参加者は桜丘小学校の2年生から6年生の35名ですが、一人ひとりの子どもたちと丁寧にかかわり、子どもたちの自主性に応えながら進めるために、午前・午後の2組に分けて実施しています。

今年度のテーマは、「食から季節を楽しもう!」です。その理由は、近年、家庭で季節の食(行事など)を味わうことが少なくなってきているからです。そこで、毎月子どもたちと一緒に季節の行事とその食を選び、その行事の歴史も確認しながら、実際に料理作りをして、みんなで食べる活動を行っています。

例えば、4月には“花見をしよう”と、みんなでおにぎりや桜餅を作り、桜ヶ丘公園に出かけました。また、5月には“端午の節句を楽しもう”と、ちまきやこいのぼりクッキーを作りました。また、子どもたちがちまきやクッキーをお土産として家に持ち帰ることで、ご家族の方々にも「季節の食を楽しんでもらう」こととしました。さらに、6月には和菓子の「水無月」を作ったり、タコや梅を味わったりすることで、旬の食材への理解も深めることができました。

今後も子どもたちのアイディアを積極的に取り入れ、さらに内容を充実させていきたいと思います。