11/20付の読売新聞に平川新 学長のコメントが掲載されています

11/20付の読売新聞(夕刊)に、本学の平川新(あらた)学長のコメントが掲載されています。内容は、仙台藩主・伊達氏の歴史書である「伊達治家記録(※)」について。

平川学長は「非常に“筆まめ”な武将であった政宗がスペイン国王に宛てた手紙によれば、(政宗は)メキシコ貿易に加えて、スペインが開発した太平洋横断航路も活用しようとしていたようだ。本来はメキシコ貿易を望んでいたものの、禁教令の影響もあり実現が難しかった徳川家康も、政宗の仙台藩が“特区”として貿易を実現すれば、江戸湾への回航もできる。一方の政宗も、こうすることで家康の顔を立てながら、貿易ができる。政宗と家康の間には、そんな合意があったと考えられる」と語っています。

 

 

※藩祖・政宗に関する文書に基づいた「貞山公治家記録」をはじめとする輝宗(政宗の父)から慶邦(13代藩主)まで、歴代の治家記録の総称。綱村(4代藩主)の命令で編纂が開始され、明治時代に完成。