オンラインで動画配信している「キャリアアップセミナー」。
10月25日(月)に第8回、11月8日(月)に第9回のキャリアアップセミナーを開講しました。
第8回 キャリアアップセミナー
講師:株式会社熊谷組東北支店 工藤久美子氏 今田百香氏
本学卒業生の工藤さんと今田さんは建設業界でご活躍されています。株式会社熊谷組は「せんだいメディアテーク」や「仙台空港」といった建築物をはじめ、台湾にある高さ509.2m・地上101階の超高層ビル「台北101」の施工など、国内外において建設を核とした事業活動を行う総合建設業(ゼネコン)です。
工藤さんはエリア職として東北支店に入社され、建築部に配属後、お客さま相談室も兼務し、広範囲にわたる業務に携わっています。現在は管理部で採用担当となり、会社説明会やインターンシップの調整、社員の健康管理など、事務職として多方面からサポートしています。
今田さんは今年4月に入社されました。請求書の処理や社員の給与確認など、正確さと迅速な対応を求められる業務に従事しています。
渡部順一教授の進行のもと、お二人の学生時代の思い出や建設業界に興味を持った経緯、入社の決め手、仕事の魅力についてお話しいただきました。
【学生の声】日本文学科で学んだ図書館学と総合建設業という、一見つながりのなさそうなものでも、学んだことを活かして働くことができる。どんなことでも学んだことは自分の力になり、やり方次第でいくらでも活かすことができるということがわかった。また建設業といっても、営業や事務など現場以外にもたくさんの人が関わっていて、仕事というのは人との関わりが大切なのだと思った。(人間文化学科3年)
第9回 キャリアアップセミナー
講師:宮城県警察本部仙台南警察署生活安全課 巡査部長 村岡愛氏
本学人間文化学科卒業の村岡さんは当初、故郷の山形県で警察官になることを目指していたそうですが、宮城県警の採用試験に見事合格し、宮城県警における初の本学出身の警察官となりました。
講演では警察の仕事を「地域」「生活安全」「刑事」「交通」などDVDを交えて部門別に紹介し、地域の暮らしに貢献できる警察官の魅力を教えてくださいました。また、警察官としての仕事とやりがい、家庭との両立などについて、現在活躍されている方々の働き方を紹介してくださいました。「警察官」と聞くと、今も男性の職場というイメージを持つ方が少なくないようです。「女性警察官である前に一人の警察官として」活躍なさっている凛とした村岡さんの姿に、学生たちは大いに刺激を受け、新たな学びを得られたようです。
【学生の声】今回のセミナーを受けて、警察官という仕事を身近に感じ、女性ならではの目線から人々に寄り添えることができる、ということを知りました。男性が中心で厳しい仕事という印象がありましたが、女性でもしっかりと活躍していくことができることを学び、将来の進路を考えていくうえで、自分が何をしていきたいのかをきちんと考えることを意識したいと思いました。仕事と私生活を両立させていくとき、自分のことや家庭のことを優先させたいときには、人間関係を構築し補っていくことが大切なのだと学びました。(英文学科1年)
※本講座は例年、公開講座として開講しておりましたが、新型コロナウイルスの影響により、今年度も本学の学生のみを対象とさせていただきます。ご了承ください。