2021年度 第6~7回「キャリアアップセミナー」[キャリア支援課]

オンラインで動画配信している「キャリアアップセミナー」。
9月27日(月)に第6回、10月11日(月)に第7回のキャリアアップセミナーを開講しました。

第6回 キャリアアップセミナー

講師:四季の宿みちのく庵 若女将 安倍 由夏氏

 

大学卒業後、キャビンアテンダントとして国際線・国内線に乗務し、20カ国以上を飛び回ってご活躍されていた安倍由夏さんは、3年前にUターンして家業の温泉宿の若女将として活躍されています。学生時代にはアルバイトや学外サークル、語学留学など様々な環境で多くの出会いを経験されてきました。

旅館のブログをご自身で一から作成したり、地域の魅力を伝えるアイディアを発信したり、安倍さんはどんなことにも前向きに取り組み、質の高い温泉宿としての工夫にもこだわりをお持ちです。宿の温かいおもてなしによって、昨今のコロナ禍においてもリピーター率は上昇しているそうです。

キャビンアテンダントと若女将の共通点や、仕事のやりがい、就職活動の思い出、家業を継いだ経緯など、「自分らしさ」を大切にする安倍さんの仕事への向き合い方を教えていただきました。

【学生の声】今やっていることは「いつかの種まき」という言葉が印象に残りました。今したいことがなかったり、将来の自分の姿が想像できなかったとしても、そこで諦めるのではなく将来どんな道にでも進めるよう今のうちから努力するべきだと思いました。学をつけるということは自分の選択肢を広げ、人生を豊かにすることができる一番重要な手段だということを再確認しました。(心理行動科学科1年)

第7回 キャリアアップセミナー

講師:仙台文学館 副館長 赤間 亜生氏

仙台文学館は仙台・宮城ゆかりの文学資料を調査、収集、保存して展示や刊行物等で公開しながら次世代に継承していくことを目的とした施設です。1999年3月に開館し、初代館長は作家の井上ひさし氏でした。

赤間さんは大学院在籍中に仙台文学館の開館に携わりました。最初はアルバイトから始まり、現在は副館長としてご活躍されています。今回のセミナーでは、中原中也展や宮澤賢治展など数多くの展示業務の中で「ことば」を展示することの難しさや展示空間を創出する素晴らしさなど、学芸員という仕事の魅力をたっぷり教えてくださいました。また、結婚・育児といったライフイベントについてのお話も多くの学生の参考となったようです。想像力が豊かになり世界が広がる「本」との出合いや、自分を大事にしてほしいという赤間さんの温かいメッセージが皆さんの心に届いたセミナーとなりました。

【学生の声】文学作品は人によって見方が変わり、人と違った意見でも良いと感じることができたお話でした。人と会話する機会を多く持ち、大学生活をもっと有意義に使いたいと感じました。「自分を大切にして」という言葉が心に残り、一度しかない人生を大切にしたうえで創造力を持ち、別の視点で物事を考え、今までの自分より成長できたら良いと感じました。(英文学科2年)

※本講座は例年、公開講座として開講しておりましたが、新型コロナウイルスの影響により、今年度も本学の学生のみを対象とさせていただきます。ご了承ください。