7月11日(金)5校時の時間帯に、心理行動科学科主催全学生を対象としたキャリア支援講演会「宮城県心理職のお仕事」を開催し、約50人の学生が参加しました。
このキャリア支援講演会は、実社会で活躍なさっている方々をゲストスピーカーとして招聘することで、卒業後の進路を見定め、一層充実した学生生活を送るために企画されております。
今回は、「あこがれの児童相談所で女性の心理職が活躍できるのですか」という学生たちからの要望に基づき、宮城県中央児童相談所から2人のゲストをお招きして「女性職員のやりがいとは」というテーマに焦点を当てた講演会を企画しました。
ゲストは、以下のお二人です。
➣ 宮城県中央児童相談所 所長 伊藤 紀子 氏
➣ 同上 技師 高橋 美瑞柊 氏
伊藤所長からは「宮城県女性心理職としての児童相談所におけるやりがいとキャリア形成」について、高橋技師からは「宮城県心理職採用までの経過及び児童相談所における勤務内容」について学生の視点に立った御講演をいただきました。そして、たくさんの学生から質問に対して、丁寧にお答えいただきました。
ここで、参加した学生の感想をいくつかご紹介します。
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- 「普段、知ることができない県庁職員のお仕事を知ることができました。職場の雰囲気がにぎやかで気軽に相談できること、さらに、女性がたくさん活躍できることを知れて、県職員への興味が湧きました。公務員という道を真剣に考えていきたいと思いました。」
- 「子どものためという目標を実現するために協力して働ける児童相談所は、やはり素敵なお仕事だと感じました。また、宮城県職員は幅の広い職場で活躍できることを学べ、とても魅力を感じました。県職員も視野に入れて将来を検討しようと思います。」
- 「児童相談所は児童虐待への対応が中心の仕事だと思っていましたが、児童に関する問題全般だということが知ることができました。また、県職員の女性の割合や活躍できることも分かり、児童相談所に対する理解度が上がりました。そして、一人で仕事をするのではなくチームとしての関りを大切にする姿勢に感銘を受け、一層興味が湧きました。」
- 「「子どもが自立するまで信頼できる大人とのつながりを途切れさせないようにする」とのお話を受け、とても重要な役割を担っていることを学びました。そして、公務員の働き方についてもお話をいただき、想像していたより働きやすそうな環境だと学ぶことができて、将来の展望ができました。」
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以上のように、本講演会をとおして、学生一人一人が女性としてのキャリア形成について考え、将来を展望する機会を得ることができました。改めまして、御講演いただいたお二人そして御協力いただい宮城県中央児童相談所に感謝申し上げます。なお、本キャリア支援講演会においては、引き続き学生の声に耳を傾け、学生の関心のあるテーマを学生と共に検討し、実現していきたいと思います。(浅野晴哉記)

伊藤所長講演状況

高橋氏質疑応答状況