キャリア支援企画(9)『シリーズ:心理学を現場で活かす ~マーケティングリサーチセミナー~』を開催しました

1月19日(水)3校時に、マーケティングリサーチセミナーを開催しました。
この企画は、就職活動開始目前の3年生を対象に、マーケティングリサーチ事業を展開するマクロミル社からゲスト講師をお招きして、例年冬頃に行っているものです。今回も対面開催でした。
今回の企画では、心理行動科学科での学びが社会でどのように活かされうるのかということ、業界を知ること、そして、リサーチのポイントを実社会の素材から学び、プレ卒論や卒論に役立てていくことを目的として行いました。

●特別講師
株式会社マクロミル 黒田 麻美子 先生

●セミナーの様子
マーケティングとはなにか、商品開発から販売までの流れのなかでリサーチがどのように活用されるのか、身近な商品例をもとにお話をうかがいました。
また、マーケティングと心理学との関わりや、研究をする際には目的を明確にして調査を計画することの大切さをうかがいました。
そして、後半にはミニワークに取り組みました。消費者データを読み解き、TikTokを使っているユーザー像を明らかにしよう、というものでした。ミニワークでは色々な内容の消費者データが複数出てきましたが、それらを丹念に読み込むと一定程度の傾向が見えてきました。少し難しいワークでしたが、普段学んでいる心理学がマーケティングに繋がっていることを体験的に理解できるものでした。

ここで、参加した学生たちの感想を一部ご紹介します。

マーケティングとは商品を売るための戦略づくりであり、商品を企画したり、売りに出したりする際にも必要であるということを学んだ。
自分も消費者であることを自覚してマーケティングリサーチをすると、メリットとデメリットがあると思い、そこが難しいと思った。
今まで参加したセミナーの中で、一番大学で学んできた心理学が生かされる仕事だなと思った。
仮説を立てて実際のデータをみて、検証を行い、ユーザー像を明らかにしていくといったワークの内容が、普段自分が心理学の授業で習っていることと非常に似ていて、楽しんで取り組むことができた。

今回のセミナーを通して、学生たちは、マーケティングや企業のこと、そして心理学の研究についての視野を広げたように思います。今回は生憎参加者が少なかったですが、その分一人ひとりが講師の先生の話に熱心に耳を傾け、熟考し、手を動かして、有意義な時間を過ごすことができました。黒田先生、どうもありがとうございました。

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