7月17日(水)の4校時に、「法務教官等に関する講習会」と題して、
法務教官,心理技官等の心理学を少年犯罪に活かす仕事(公務員)についてや、少年鑑別所、少年院等の施設のお話をうかがう機会を設けました。
講師には、南部和彦先生(東北少年院長)、福本悦子先生(仙台少年鑑別所法務技官)のお二人をお招きしました。
先生方からは、少年犯罪の現状や近年の非行少年の特徴について、
少年鑑別所と少年院がそれぞれどのような役割を担っているのか、
心理技官の方や法務教官の方が、少年たちとどのように関わっていらっしゃるのかについてなど、
普段はなかなか知ることができないお話を伺うことができました。
今回は2~4年生の約43名が参加しました。以下,参加者の感想の一部をご紹介します。
少年非行や矯正施設について
・非行についての現状を知ることができた
・普段生活していてなかなか聞くことができない貴重な話を聞くことができた
・少年鑑別所・少年院について、各施設の目的やはたらきを知ることができた
・少年院のイメージが今まで、持っていたものよりも良いイメージに変わった
法務教官・心理技官について
・法務教官や心理技官がどういった仕事をしているのか知らなかったので、大変ためになった
・法務教官という仕事について詳しく知ることができて、興味を持つことができた
・もっと法務教官について調べてみたいと思った
・少年鑑別所では、女性の法務教官が多いことが驚きだった
心理学との関わりについて
・心理学が活躍できる仕事なんだと思った。
・少年院と心理の仕事というのが結び付いていなかったが、様々な心理の仕事があるということを学ぶことができた
・少年の支援ができる仕事はやりがいがありそうだと思った
このほか、この講演をきけてとてもよかった、という声が多数でした。
本学科のカリキュラムには「犯罪心理学」関連の科目が設置されていませんが、この領域に関心を持っている学生たちも多くいます。学科ではこのような声に応え、外部から専門家をお招きして集中講義の形で授業を行ったり、今回のような特別な講演会の機会を設けています。
また、今回の講演会は、キャリア支援も兼ねており、心理学を仕事にどう活かせるのかについても知る機会となりました。
南部先生、福本先生、ご多忙の中、本学までお越しいただき貴重なお話をありがとうございました。
(森記)