キャリア支援企画(9)OGのお話を聞く会を開催しました

1月10日(金曜)の5校時に、本学科OGをお招きして、キャリア支援講演会を開催しました。
今回のキーワードは、「全国転勤」、「管理職」、「アパレル業界」です。

ゲストは、官野由衣さん(2014年度卒)です。
大学卒業後、(株)アダストリアに就職され、札幌で4年勤務後、現在は長野の店舗で店長さんをされています。

CIMG1851m全国転勤のあるお仕事を選んだ理由、店長として店を経営するということのほか、入社当時から今までの苦労話、見知らぬ土地での一人暮らしなど、大学卒業後の約5年の社会人としての歩みをお話いただきました。東北地区を離れお仕事をなさる先輩のお話を聞く機会は多くはありませんので、参加した学生たちは終始熱心にお話を伺い、視野を広げることができました。
また、学生時代を振返って、就職活動の体験談もうかがいました。当時は、何がやりたいということはなくて、なんとなく流れにのって合同企業説明会に参加するなどして、エントリーしてみたものの最初はうまくいかなかったそうです。しかし、活動を続ける中で、「これだ!」と思うものに出会い、それが「アパレル業界」だったそうです。また学生時代の多様な人との関わりの中で、やりたい仕事をしてキラキラしている人を見て、働くことについてのイメージが変わりつつあったというのもあって、ようやく自分が納得いく業界に絞り込めたとのことでした。自ら動くこと、動き続けることの大切さを学ぶことができました。
店長として、店舗で働くアルバイトスタッフを面接する立場から、どのように人材を見極めるかについても率直にお話いただき、学生たちは応募者の立場として貴重なお話を伺うことができました。
大学時代の学びや経験で今役に立っていると思うことは、コミュニケーション力、他者理解、やりぬく力、耐える力などだそうです。
説得力のあるお話に、参加した学生たちは、心動かされたようでした。

学生たちの感想は以下の通りです。

  • 仕事にポジティブな価値を見いだしている方のお話は新鮮で、視野が広がった。
  • やりたいことを仕事にできるように頑張りたい。
  • 店長として管理する立場で担う仕事と責任について知り、組織の理解が深まった。
  • アパレル系・メイク系の仕事を考えていたが、まわりに相談できる人がいなかったので、今回のお話はとても参考になった。
  • 勤務地で悩んでいたため、地元にこだわらない全国転勤のOGのお話は参考になった。
  • メンタル面がしっかりしていて、コミュニケーション能力が高く、人間関係を構築していく力のある先輩だと思った。やり抜く力、どこに行っても楽しめる強さ、順応性を身につけておきたい。
  • 自分から動かないと何も変わらないし、引き出しも増えないことがわかった。

進路について幅広く考える機会となり、また、新しい年を迎え、それぞれの目標を考えるきっかけの一つにもなったようです。

(木野記)