河北みらいプロジェクトセミナー「『女性の学び』のみらいを考える」を開催しました

2018年12月1日(土)と12月9日(日)の2日間にわたり、「河北みらいプロジェクトセミナー」を開催しました。このセミナーは、河北新報社が宮城県内の高校生と一緒に地域課題を解決する「河北みらいプロジェクト」の一環で「『女性の学び』のみらいを考える」をテーマに県内の高校生女子8名が、本学の学生および社会で活躍するOGから話を聞き、高校卒業後や、さらに先の「みらい」について考えを深める内容でした。

 

【1日目】高校生が本学の学生に取材

高校生8名が本学を訪れ、うふカフェで佐藤裕香さん(英文学科4年)、田中渚さん(現代ビジネス学科3年)、高橋美空さん(教育学科児童教育専攻3年)、内田真由さん(食品栄養学科3年)の4名に、進学の動機や大学生活などを取材しました。学生からそれぞれに「大学は自分次第。積極的に動いて視野を広げて」とメッセージを送ると、高校生は人生の少し先輩の声にうなずいていました。

 

【2日目】社会で活躍する本学OGが高校生に語る

2日目は河北新報社1階セミナーホールに場所を移し、本学天童睦子教授による講義からスタート。女性の教育や就労の歴史、現代の課題などについて、高校生女子はメモを取りながら真剣に聞いていました。

 

続いて本学OGによるトークセッションが行われました。東北の食材を使った商品の開発・支援を行う齋藤由布子さん、バス会社の業務部で働く藤田侑希さん、飲食店を経営する佐藤加奈さんと、年齢も職種も異なる3名が登壇。本学丹野久美子准教授の進行で、仕事内容や仕事に役立っている大学時代の学びなどを語り合いました。高校生も多くの刺激を受けたようでした。

最後に天童先生がこの2日間にわたるセミナーを総括。「現代は女性の『エンパワメント』がとても重要です。エンパワメントとは力をつけるという意味。一人ではなく連帯して力を高めていくことです。それが秘めたる可能性を広げ、個人の経済的自立や精神的自立にもつながります。さまざまな学びを通して、高校生の皆さんの「みらい」が豊かになることを願っています」と話しました。

参加した高校生からは「コミュニケーションの大切さを実感。一生懸命学ぶことが将来に役立つと感じました」「大学進学が当たり前の時代だからこそ、目標を明確にしたいです」といった前向きな意見が聞かれました。学びと経験がそれぞれの人生を豊かにする、ということに触れ、いま女性が学ぶということの意味と「みらい」を見つめる良い機会となったようでした。

 

なお、当日の様子は1月6日付けの河北新報朝刊に掲載されました。詳細はこちら

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