公開講演会「なぜ今、北欧スウェーデンのアウトドア教育なのか-生きる知恵と喜びを生み出す未来の教室」が無事に終了しました

「なぜ今、北欧スウェーデンのアウトドア教育なのか-生きる知恵と喜びを生み出す未来の教室」と題した公開講演会を盛況のうちに幕を閉じることができました。まずは、静岡からは幼児教育の理事長先生、東京からは留学に興味がある高校生、陸前高田と南相馬の保育園づくりに関心のある関係者、県内からは高校教員をはじめ、大学関係者(情報教育、理科教育、環境教育、心理学など)、県職員(北欧デザイナー)、IKEA研修参加者、本学卒業生、さらには本学副学長など、ご来場いただいた皆様に感謝申し上げます。
今回のスウェーデンからアウトドア教育の先生を招待したのは、アクティブ・ラーニングへのヒントを得ることが大きな目的でした。この目的に応えていただ いたのが、アンディッシュ・シェパンスキー先生(リンショーピング大学アウトドア環境教育センター所長)とボエル・ヤンソン先生(プレスクール教諭)でし た。

26日午前中は、附属幼稚園の先生方から「実際にアウトドア教育をスウェーデンの先生方はどのように行っているのか。新しいこども園の森を 使って、実演してほしい。」というリクエストを受けました。建築中の園舎の横で、五感を使って体験的に学ぶことができるエクササイズを実演していただきま した。教師自らが体験的に学ぶことで、教師から多くの質問が出てきたことが印象的でした。4月からの保育に活かされることでしょう。

26日午後か らの公開講演会は、キャンパス内の誰でも使える中庭の芝生を使って、総勢60名が大きな一つの輪を作って、アウトドアで算数を学びました。ボールとロープ の使い方だけでなく、その背景にあるアウトドア教育の理論もシェパンスキー先生から丁寧に説明を受けました。五感をフルに使うことで脳が動き出し、本来 持っている能力が活かされるという考え方が背景にあります。

その後は、川崎一彦先生(東海大学名誉教授)による「アウトドア教育の可能性」とい う ことで、①現在の教育の問題点、②私たちの今できるアクションプランを立てる、③全体に分かるようにプレゼンテーションする、という流れでグループ討議を 行いました。多くの意見が出されました。ユニークな発表の一つを紹介すると、「授業自体が楽しくない」ということを解決するにはどうしたらよいかという発 想での討議を進めたグループです。没個性化、知識偏重主義、一方的な授業、エビデンスの欠如、予算削減、教員の職務負担感などが「楽しくない」原因となっ ているようです。
他にも、いくつか見えてきた現状分析の結果を、2018年に迎える日瑞国交樹立150周年へのステップとしたいと考えます。