宮城学院は、1886年(明治19年)、合衆国改革派教会の宣教師及び日本人の熱誠なるキリスト者によって、宮城県で最初の女学校として創立されました。キリスト教の教えに基づく教育を東北の地の女性に広めたいとの燃えるような使命感を抱いて派遣された若き宣教師エリザベス・R・プールボーを初代校長とし、仮校舎でわずか10名の生徒で始まりました。
創立以来、宮城学院は、福音主義キリスト教を礎に「神を畏れ敬い、自由かつ謙虚に真理を探究し、隣人愛に立ってすべての人格を尊重し、人類の福祉と世界の平和に貢献する女性を育成する」ことを建学の精神として堅持し、大学・大学院、高等学校・中学校、附属幼稚園を備え、約4000名の学生・生徒、園児が学ぶ東北最大規模の女子の総合学園へと発展し、これまで6万人余を超える卒業生を社会に輩出してきました。創立時から今日までの本学院の歴史は、ひとえに、神と多くの人々に支えられてきた歴史でもあります。
本学院は、2016(平成28)年9月に創立130周年を迎えます。
今日の社会状況において、本学院で学ぶ学生・生徒等に対する教育を通じて、自らに課せられた社会的使命を果たせるよう、社会のニーズの変化に対応し、教育機関としての魅力を高め、学生・生徒・園児・保護者の満足度を向上させ、社会から支持されるよう不断の努力をしてまいります。
このときにあたり、「神を畏れ、隣人を愛する」人格の育成と教育活動を更に一層充実発展させるために、創立130周年記念事業計画を推進することになりました。その主要な柱として、社会的ニーズの高い幼稚園教育と保育園を一体化した森のこども園を設置します。さらには、教育の質を高めるための自ら主体的な学習を行う場として、新たにラーニングコモンズ機能を備えた学術情報館を新設します。また、大学、高等学校・中学校等の情報設備等の教育環境を整備するとともに、修学を支援する奨学金の充実をも図ります。
このたび、これらの事業計画を推進するために、創立130周年記念事業募金をお願いすることにいたしました。本学院の教育と社会的使命にご賛同をいただき、未来に向かって本学院を守り育てていくことにお力添えを賜りたく、本学院を取り巻く関係者(卒業生、在校生・保護者、教職員、一般篤志家、企業、団体等)の皆様に同募金の趣旨にご理解をいただき、大学・大学院、高等学校・中学校、附属幼稚園の教育の発展に用いさせていただきたく、特段のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
ご支援のご協力はこちらから、お願い申し上げます。
学校法人宮城学院
学校法人宮城学院 小林 信夫
学校法人宮城学院学院長 嶋田 順好
宮城学院女子大学学長 平川 新
宮城学院中学校・高等学校校長 松本 利勝
宮城学院女子大学後援会会長 三井 精一
宮城学院中学校・高等学校父母教師会会長 菅原 裕典
宮城学院同窓会会長 清水 惠子