ジェンダーカフェ ≪12月17日(水)≫

第4回 ジェンダーカフェのご案内はこちら

今回は、ジェンダーをテーマとして海外と繋いだオンライン・トークセッションを開催しました。本学一般教育部の早矢仕智子教授が進行役を務め、韓国語講師であり、本学大学院修了生でもある全美利氏とオンラインでつなぎ、韓国社会におけるジェンダーの現在について語り合いました。
全氏には、韓国で大きな反響を呼んだ小説『82年生まれ、キム・ジヨン』以後、韓国社会でどのようなジェンダー意識の変化が起きているのかを中心にお話しいただき、家父長制と儒教文化の影響が色濃く残る社会構造の中で、ジェンダーをめぐる価値観がどのように揺れ動いているのかについて、具体的な事例を交えながら語っていただきました。
また、化粧をするK-POP男性アイドルは韓国社会にどのように受け止められているのか、徴兵制が男性性にどのような影響を与えているのか、また国際結婚の暗部など、日本の学生にとっても関心の高いテーマが取り上げられ、韓国社会特有の事情と同時に、グローバルなジェンダー問題として考える視点が提示されました。
セッション後半には学生から多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。難しいテーマでありながらも、身近な文化やポップカルチャーを題材にした話題も多く、終始和やかで、学びと楽しさの両方を感じられる時間となりました。