「演奏法研究」
3年次前期開講科目「演奏法研究(器楽)」は、松山 裕美子先生(准教授)が担当する科目で、器楽コース専攻生が履修しています。
授業では、「演奏とはどういうものなのか」「自分はどのような演奏をしたいか」という問いをもちながら、様々な演奏様式、演奏会のスタイル、選曲などについて、幅広い角度からアプローチしていきます。バロック、古典派、ロマン派、近・現代までの時代ごとに、それぞれ自分の″推しの1曲″を紹介したり、音楽家を取り上げた映画を鑑賞したり、実際にアンサンブルで演奏してみるなど、それぞれの音楽への考え方、アプローチの仕方を研究してきました。
7月24日(月)、前期授業のまとめとして、「ジャンルに関係なく、今、自分が一番気に入っている推し曲について、その魅力を聴衆に伝える」というテーマで、発表会をしました。
SixTONESのヒット曲、「ディズニー・ファンティリュージョン!」の音楽、Bo enの「My Time」、K -POP、実技試験で演奏した曲など、本当に幅広いジャンルの音楽が取り上げられました。聴衆の前で、自分の考えをまとめ、発表するということは、表現者としてとても大事な経験のひとつなのですが、履修者一人ひとりのこの半年間の学習成果が窺える、充実した発表でした。
「オーケストラ」(副科オーケストラ)
「副科オーケストラ」は、副島 謙二先生(教授)他が担当するオムニバス科目です。自分の専攻とは異なる楽器(ヴァイオリンやヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、クラリネット、ホルン、打楽器等)の演奏技術を学び、最終的にオーケストラを編成し、曲を仕上げていく授業です。
7月28日(金)、前期の授業内成果発表会をおこないました。
この授業では、副島 謙二先生(教授)のほか、島 泰子先生(ヴァイオリン)、小池 まどか先生(ヴァイオリン)、梅田 昌子先生(ヴィオラ)、名和 俊先生(コントラバス)などが、大学に入ってから初めて楽器を学ぶ学生にも、丁寧に指導してくださるので、個々の技術の向上はもちろん、仲間と楽しみながらアンサンブルをすることができます。成果発表会当日は、島先生も演奏に参加してくださいました。
【演奏曲】
・W.A.モーツァルト 作曲 「アヴェ・ヴェルム・コルプス」
・G.F.ヘンデル 作曲 「サラバンド」
・L.モーツァルト 作曲 「おもちゃの交響曲」より 第1楽章
「おもちゃの交響曲」には、かっこう笛や水笛、おもちゃのラッパ、トライアングルなどの楽器が登場します。副島先生も、指揮をしながら(おもちゃの)トランペットで参加するなど、和やかな雰囲気で前期の授業をしめくくりました。
「オペラ演習」
声楽コース生(3,4年)が履修する科目です。
8月7日(月)、授業内発表会を行いました。
履修生にとって、オペラを演じるのは初めての経験でした。まず楽譜通り正しく歌うこと。それから役柄にあわせた動きや表情をつけていくのですが、歩き方や姿勢にも、普段自分では気づいていない癖があったりして、最初はなかなか思うように体が動きませんでした。でも、毎回の授業で、井坂 惠先生(教授)からの指導を受け、練習を重ねると、少しづつ役のキャラクターがつかめるようになってきて、演じることが楽しくなってきました。
授業内発表では、練習の時よりもよい演技ができました。
【演奏曲】
・W.A.モーツァルト 作曲 オペラ「フィガロの結婚」より
けんかの二重唱 ~自分で自分がわからない
開けてよ早く