「音楽科の学び」として、特徴的な授業を紹介します。
「指揮法」は、音楽科3年次の必修科目です。教育現場や様々な音楽活動の中で、合奏や合唱の指導に求められる基礎的な指揮の技法を実践によって習得する授業です。
「エーデルワイス」や「浜辺の歌」など、中学校の音楽の教科書に載っている曲を教材として、指揮の基本的なテクニックを学び、2拍子、3拍子などの各拍子の図形を理解し、それらを実践しながら習得することを目指します。
履修生全員が交代で前に立ち、お互いの指揮に合わせて歌ってみます。
指揮棒を持つ右手だけでなく、左手でも様々な指示を出すこと、強弱や速度、歌いだしのタイミングやブレスなど、指揮者のメッセージを演奏者に伝えながら、音楽に表情をつけていきます。
体を大きく動かしたり、指先のこまやかな動きに工夫したり、一人ひとり考えながら実践します。
担当の船橋 洋介先生(教授)は、国内外の様々なオーケストラと共演されており、経験豊富な先生から指揮者の果たす役割について学ぶことができるのも、この授業の魅力のひとつです。