特別教育計画「打楽器奏者 會田 瑞樹 先生によるミニコンサート&ワークショップ」を開催しました

10月3日(木)、打楽器奏者の會田 瑞樹 先生をお招きし、ミニコンサートとワークショップを行いました。

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會田 先生は仙台出身の打楽器奏者です。現在、打楽器のための新しいレパートリーを開拓し、多くの新作初演を手がけ、楽器の魅力をより多くの人たちに知ってもらいたい、と意欲的に演奏活動を展開しています。

今回の演奏では4人の邦人作曲家の作品を取り上げました。その中の一人、末吉 保雄 先生は長年にわたり本学附属音楽教室でソルフェージュ教育にご尽力くださいました。惜しくも昨年ご逝去なさいましたが、會田先生にとっても大きな存在だった末吉 先生の作品を宮城学院で紹介してくださり、心に響く演奏を届けてくださいました。

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小山 和彦 先生(本学教授)の作品「杜のプリズム」は、今回の企画のために作曲されました。作曲者と演奏者が対話を重ね、様々な試行錯誤を繰り返しながら、作品を仕上げていく過程を客席の私たちも一緒に体験することができました。

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打楽器の奏法は様々で、打鍵の速さや使用するマレットの材質などで、音色が次々と変わっていきます。先生のしなやかな体の動きから色彩感あふれる音色が生み出され、ホール全体に響きわたりました。

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會田 先生は、高校時代に宮城学院の卒業生の方に手ほどきをうけ、音楽の道を歩みはじめたそうです。お母様は宮城学院の卒業生ということもあり、コンサートのオープニングでは、宮城学院校歌(K.I.ハンセン先生作曲)を演奏するサプライズも用意してくださって、宮城学院への思いを伝えてくださいました。

参加した学生の感想

・ヴィブラフォンの演奏をソロで聴くことは初めてでしたが、音色の多彩さに驚きました。日本人の作曲家の作品にもあまり触れたことがなかったのですが、今日の演奏を聴いて興味を持ちました。

・リハーサル風景を見て、自分も今後そのような機会があったら今日のリハーサルのようにお互いの意見を交わし合いながら音楽を作っていきたいと思いました。先生が「音楽は言葉」とおっしゃったことが印象に残りました。