音楽科は「マイスクール桜ケ丘」からのご依頼をうけて、2005年以来、毎年桜丘小学校の小学生と地域の方々に学生の演奏をお楽しみいただいてきました。
2月7日(水)12回目となるコンサートが大学講堂で開催されました。
コンサートの前半は、様々な楽器のアンサンブルをお届けしました。フルート、クラリネット、ファゴット、ホルンなどいろいろな管楽器が登場し、音色の違いを感じていただきました。
いよいよ後半のステージです。バッハの名曲「主よ、人の望みの喜びよ」に続き、ビゼーの「アルルの女 第2組曲」を演奏しました。
フルートとハープの旋律が美しい「メヌエット」や、金管楽器が華やかに鳴り響く「ファランドール」など、オーケストラの多彩な音色の変化をお楽しみいただきました。
コンサートの最後にはオーケストラの伴奏で「翼をください」を合唱しました。子供たちも大きな声で歌ってくれました。
会場にはこども園の園児たちも来てくれました。聞いたことのある曲が登場すると、嬉しそうに反応する子供たちもいて、指揮の先生の動きや打楽器をたたく真似をしたり、演奏にあわせて思わず身体を動かしたり、一緒に楽しんでくれました。
音楽科は2016年の学科改組により、専攻楽器を拡充し、アンサンブル教育にも力を注いできました。今回のコンサートはこの1年の授業を通して培ってきたアンサンブル力を披露する成果発表の役割も果たしました。学生たちは一人ひとりの演奏力、技術力の向上を目指すとともに、アンサンブルの楽しさ、共に音楽を作る喜びを共有しながらステージを作り上げました。
また、今回は大学生、教員によるオーケストラに宮城学院中高生が加わり、初めて合同で演奏しました。参加した中高生からは「緊張したけれど、とても楽しかった」「先輩たちのようにもっと上手になりたいと思った」などといった感想が聞かれました。
これからも地域の皆様や小学生、中高生とのつながりを大切に、様々な形で交流を深めていきたいと思います。