特別教育計画「佐藤 香先生による公開レッスン&レクチャー」を開催しました

6月13日、特別教育計画を開催しました。

IMG_3794佐藤 香先生は、音楽科の卒業生です。卒業後、ニューヨークのマネス音楽院に留学し、現在はニューヨーク州立パーチェス音楽院で後進の指導にあたっています。

昨年5月に行われた「宮城学院創立130周年記念音楽会」では、仙台フィルハーモニー管弦楽団とともに、ベルリオーズの歌曲集「夏の夜」を演奏し、素晴らしい歌声を聴かせてくださいました。

前半は、声楽専攻生の公開レッスン。

IMG_3830モーツァルトのオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」で歌われるアリアをとりあげました。この曲はどのようなシーンで、どんなキャラクターで歌われるのか、身体の動かし方、演じ方を具体的にわかりやすくレッスンしてくださいました。

後半はご自分の留学体験や学生時代の思い出などをお話してくださいました。

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留学時代、どんなことに苦労したのか、オペラの役を得るためにどのような努力を積みかさねてきたのか、日本とアメリカの文化の違いなど、これまで体験してこられたこと、印象に残っていることなどを丁寧にお話してくださいました。素晴らしいキャリアを積み重ねてこられる中で、多くの苦労もあったことと思いますが、常に前向きに向上心を持ち続けて音楽と向き合ってこられた先生の姿は後輩の学生たちに、とてもよい刺激を与えてくれたようです。最後の質問タイムには、会場から次々と手があがり、「留学の動機について」「オペラの役を表現するときにどんな勉強をしたらいいか」「発声について」など、様々な質問がとびだしました。

同じ大学で学んだ先輩が、世界を舞台に活躍していることを誇りに思い、視野を広く持ちながら音楽と向き合っていきたい、と感じた一夜でした。